日曜日は土曜の筋肉痛を癒しながら比較的のんびりと過ごしてるんですが、
本など読んでいたら「コヤシン!お客さんだよー!」と呼び出されました。
福祉局か?行政の人か?日曜なんだけどなあ…と顔を出してみたら、そこにいたのは卒業生!
2009年から2014年までいたクリスチャンです。
タフな子が多いHOJの中でも、歴代トップレベルにタフな子でした。おお、懐かしい!
もうそろそろ18歳くらいだっけ?と聞いたら、返事は21歳。おお、もうそんなに経つのか。
仕事はちゃんとしてるのか?と聞いたら「ちょうど仕事でこの辺通ったから寄ったんだ、とのこと。
何の仕事かと思ったら、「車で雑貨を販売して回るビジネス」の手伝いをしているそうです。
ハイエースの後ろの部分が全部荷台になっていて、そこに金物から食器、服やオモチャまで、
およそフィリピンの雑貨屋に売っていそうなものがギュウギュウに詰め込まれてまして。
これでダバオオリエンタル中を売り回っているそうです。
なるほど、コロナで「公共交通機関で隣町まで買い物に行く」みたいなのが難しくなっている今、
この仕事には需要ありそうですね。なかなかいい商売を思いついたものです。
クリスチャンと言えば私の思い出はボールです。
ボールをめぐって他の子と大喧嘩している時にHOJに新しい子が入ってきて、
その子がずっと泣いてるのを見たクリスチャンが、さっきまでケンカの元になってたそのボールを持って行って
「ほら、ボールだぜ。遊ぼうぜ」って言ったんです。私もまだHOJで働き始めて日が浅かった頃で、めちゃくちゃ感動したんですよ。
なので、「クリスチャン、ボールは売ってるか?」と言ったら、「あるよ!」との返事。
ごそごそと荷台をさぐって、バスケットボールが出てきました。言い値で買うぞ!
クリスチャンから買ったボールで遊ぶこどもたちを見ながら、ああ、やっぱりこの仕事は楽しいなあ、と思いました。
卒業生が社会に居場所を見つけてタフに生きている姿を見せに来てくれること。
変わらぬ笑顔を見せてくれること。
これからも、卒業生を「おかえり!」と迎える存在でいたいと思います。健康第一。長生きします。