2012年1月から飼っていた犬、チッチが亡くなりました。
チッチとの付き合いが長かったジェレミーとジェイエムが庭に深く穴を掘って、
そこにみんなで花を添え、埋葬しました。
不審な者が敷地に近づけば吠えるけれど、ビジターには吠えない、とても賢い犬でした。
夜に何もない空間に向かって急に吠え出すこともありましたが、
こどもたちは「おばけを追い払ってくれてるんだ」とチッチを信頼していました。
歴代の多くの子たちに、本当に愛されていました。
また、チッチはとにかく多産で、本当に多くの子犬を産みました。そのたび、こどもたちは大喜びでした。
この9年間で、100匹くらい産んでるんじゃないでしょうか。
こどもたちが里帰りの際に実家に連れて行った子犬もいますし、
ウラワビーチに行った子犬、スタッフの家に行った子犬、近所の人にもらわれていった子犬…。
HOJ周辺の犬はほとんどがチッチの血族と言っても過言ではないほどです。
HOJのこどもたちはかなり自然に「天国」を信じているので
「チッチはアンケル(烏山さん)に会えたかな?」
「アンケルはまたエサ代がかかって大変だね」
「チッチとサンディー(烏山さんがダバオで飼っていた犬)がケンカしないといいんだけど…」
と、天国の烏山さんとチッチの生活の心配をしていました。
これこそが、「心の中で生き続ける」ってことなんじゃないかと思います。
長年にわたってHOJを守ってくれ、こどもたちと遊んでくれ、子犬を産んでたくさんの喜びを与えてくれたチッチが、
こどもたちが言うように、天国で烏山さんと再会して、サンディーとケンカすることなく、たらふく食べていることを祈ります。
明日は烏山さんの命日です。
それを思い出して祈る時、天国の烏山さんを想像するかたわらに、茶色い犬をちょっと想起していただければ幸いです。