市長さんの紹介で「NGO団体がHOJに寄付をしに来たいらしい」という話がきたので受け入れたら、
団体を率いる「神父」と名乗る人がこどもたちに「瞑想セミナー」をやりはじめました。
はじめは体操のようなことをして楽しく過ごしていたんですが、講話が始まると、
私からすると「あれ?」という内容になっていきました。
「姿勢良くしていると身体にエネルギーが宿って強くなる」。…うん、まあそれはそうだな。
「瞑想で心をクリアにすると集中力がアップして勉強もはかどる」。…まあ、そういう効果もあるかもな。
「瞑想で宇宙エネルギーとつながればコロナウイルスも防げる」。…はい、これは完全にアウト!
自分が「良い」と思うものを広めたいのは善意なのかもしれませんが、こういうやり方はいけません。
適当なところで中断して、丁重にお帰りいただきました。
彼らが「寄付」として置いていってくれたのは何故かペンキ。
せっかくなので花を植えるのに使おう、ということで、みんなで空き缶にペインティングをしました。
かわいい花瓶がいっぱいできましたよ。
ただ、ペンキは使った後の処理が大変なんですよね。筆を洗うのにシンナーを使わなきゃいけないので、
「これは吸い込むと脳が壊れるんだ。10m離れたところで息吸って、作業中は息止めろ!」と言って、
3人がかりで交代交代で筆を洗いました。何気にこの作業が一番楽しかったかも。(笑)
HOJは「誰でもウェルカム」であるからこそ、多くの方に支援されてきましたが、
そのぶん、「ここまではOK、ここから先はアウト」という線引きはとても大事です。
上記団体も悪い人たちではなさそうだったので、きちんと話し合いをして、
いいこととダメなことの共通理解を得た上で、有効的な関係を築いていければと思います。