やっと「タブレットで描いた絵をPCに転送する方法」が分かったので(笑)、
今日はこどもたちがタブレットで描いた絵を紹介します。
まずはジャンデル。ティナイタイに行った後に描いた「海の中」です。
サンゴ礁が想像以上にカラフルだったこと、エンゼルフィッシュやミノカサゴを見たこと、
深いエリアまで行ったら、海の青さが、これまで見てきた青よりもずっと深い青だったこと、
そんな体験がギュッっと詰まった絵になってます。
過去に私が撮影して見せたウミガメやエイも描きこんであって、
本当になんでも教えたことは吸収している子なんだなあ、と驚きます。
そんなジャンデルのお次の作品は「世界の国旗」。
ウクライナでの戦争のニュースから、地球儀を見せながら世界各国の話をする機会も増えたんですが、
それで興味を持ったジャンデルが、自分でネットで調べながら描いた絵です。
描画ソフトの「直線を引く」とか「塗りつぶす」という機能を、使ってみたくてしょうがなかったんでしょうね。
文字を入れる機能もこの機会に覚えたようです。
そして、先日の惑星が直列して見えるのを観察した後に、惑星や衛星の話をして、
宇宙関連の動画をいくつか一緒に見た後に描いたのがこちら。「地球」です。
これは「ぼかす」機能をとてもうまく使っていますね。
大気圏外で人工衛星のノズルから火が出てるのはご愛敬ですが、構図がとても素晴らしいです。
最後はジャンジャンとアルバートの合作で「夕日の海と釣り人」。
夕日がなんと、海と山の間に沈んでいっているという、シュールレアリスムのような作品です。
最初は「まちがった」んだそうですが「でもこのほうがカッコいいからこのままでいいかな、と思った」とのこと。
いやあ、すばらしい。こういう絵を描きなおさせるような大人にだけはなるまい、と強く思います。
最初の頃は私の描くお手本を真似していて、その後はネット上にある絵やアニメキャラを真似するばかりだったので
「もっとこどもたちにはオリジナルな絵を描かせたほうがいいのではないか」とのご意見をもらったこともあったんですが、
私には「お手本通りに描けて、上手だと褒められて、自信がつくのがまずは大事」という持論がありまして、
自信がついて描くのが好きにさえなれば、あとは放っておいても、というか、
どんなに禁止しようとも、人は好きなものを描くようになるとの確信というか、実体験があるからです。
こどもたちは、私の期待通りの、期待以上の絵を、描くようになってくれました。
これからも、こどもたちの創作活動を見守りつつ、「まだまだオマエラには負けんぞ」という姿勢も見せていきたいと思います。