クリスマスイブの夕方はみんなで恒例の「キャロリング」。
毎年説明する通り、「クリスマスソングの押し売り」なんですが、
HOJでは数年前から「事前に行く先の家に手紙を送って許可をとる」という作戦をつかっています。
これ、断る人はいないし、承諾した以上、それなりの額を準備してくれるんですよ。ぐふふ。(笑)
動画を作ったのでぜひご覧ください。
今年はジェレミーとジャンデルのピアニカ二重奏に、私がアコーディオンで和音を入れ、
ジャンジャンがベース音を竹琴で弾いて、ジュリアンとリッキーBがリズム隊、という編成でした。
かなり音のバランスもよくて、行く先々で「ただうるさいだけのキャロリングとは違う」と大好評でした!
キャロリングで集まったお金は、なんと7650ペソ!
参加した人数で割って、それぞれの「里帰り」のお小遣いにします。
1人500ペソくらいになるので、「げへへ、アルバート、何買うんだ?」みたいに軽く聞いたら
「妹と姪っ子にプレゼント」という返事で、予想外の素敵な答えに心が浄化されました。(笑)
そんなこどもたちにもクリスマスプレゼント。
「サンタさんへのリクエスト」を3つ書いて、その子の普段の行い次第でいくつもらえるか決まるシステムです。
みんな成長して、欲しがるものが「靴」「ジーンズ」「鞄」「香水」とかになり、
なんというか、みんなラジコンやら人形やらを欲しがっていた頃がなつかしいです。
もちろん、今でも「くるまのおもちゃ」をリクエストした子もいますけどね。
日本の方からいただいた「はたらくくるま」の図鑑が大好きで、「これがいい!」と選んだのが
「双腕作業車」だったんですが、いくら探しても売ってなかったので、第二希望の「高所作業車」にしました。
マニアックだな、イージェイ!いつか本物を見に行こうな!
ただでさえ「家族こそ一番大事」という価値観を前面に押し出してくるフィリピンにおいて、
クリスマスの時期の「家族推し」はすさまじいものがあります。
そんな中、HOJで暮らすこどもたちが、どんな気持ちでいるかは想像に難くありません。
だからこそ、HOJのクリスマスは、底抜けににぎやかで、底抜けに楽しい日にしたいと思っています。
支援してくれるみなさんのおかげで、今年もこどもたちと楽しいクリスマスを過ごすことができました。
本当にありがとうございます。メリークリスマス!