今日は下口神父さんと一緒に、レイアンのお墓詣りに行ってきました。この地域のお墓は土葬が一般的で、
「土に埋めるだけ」「セメントで覆う」「さらにタイルで覆う」「屋根もつける」とお金をかけていくんですが、
レイアンのお墓はタイル張りで屋根もついていて、さらにはキレイに清掃されていました。
年に一度、11月のお墓参りの時期にしかお墓の手入れに来ない人が多い中、
レイアンの親族は足しげく通ってお墓を守っているのでしょう。
いかにレイアンが親族に愛されていたかが分かります。
下口神父さんの奨学生の中でも特別優秀だったのでHOJのジュニアスタッフになって働きながら大学にも通い、
卒業後は正式にスタッフになって、数々のこどもたちの面倒を見てくれていました。
今いるジェレミーやジェイエムも、小さい頃レイアンにはずいぶんお世話になっています。
大学時代からの恋人が警察官の採用試験に受かったタイミングで、こどもたちに祝福されながら結婚。
その後妊娠、出産を経て、HOJの仕事を辞めて、子育てに専念していました。
4年前、コロナで町がロックダウンされていた時に病気で倒れ、亡くなってしまいましたが、
2人のこどもたちは町の学校に通っていて、10歳になる上の子は毎年成績優秀者で表彰されているそうです。
きっと小さい頃からレイアンがしっかり育てていたんでしょうね。
HOJにとっても大切なレイアンのことを、改めて思い出すきっかけを作ってくれた下口神父さんに感謝です。
今後とも奨学金プロジェクトというかたちで地域とつながっていきたいと思います。