昨日のカカオ農園ツアー、こどもたちの様子を中心に紹介しましたが、今日はカカオ中心で紹介します。
チョコ兄さんが自分で「僕はすごいことやってます!」って言わないタイプなので、私が代わりに言います。(笑)
チョコ兄さんのチョコレート、ものすごく先進的な実験をやってます!
チョコレート用のカカオには欠かせない「発酵」のプロセス、ここでチョコ兄さんのこだわりが光ります。
カカオの発酵は最初の3日間はアルコール発酵で、その後は「好気発酵」なんだそうで、
「好気発酵ということは、空気をちゃんと取り込めば、より好く発酵するはず!」と、
アルコール発酵が終わった後は、毎日じっくりかきまぜて、中に空気を取り込んでいるんです。
さらには、発酵中にいろんなものを加えてみることで、ユニークな味のチョコレートを作れるんじゃないかと実験しています。
これまでに挑戦したのはレモン、マンゴー、パイナップルなどのフルーツから、コーヒー、抹茶、紅茶、ワイン、ラム酒などの飲料、
そして今回はなんと、チリやクミンなどを混ぜた「スパイス発酵」に挑戦です。
カレーの隠し味にチョコレートを入れると美味しいというのはよく聞く話なので、
だったらチョコレートの隠し味にカレーを入れても美味しいんじゃないか?という逆転の発想だそうで。
これは試作品を食べてみるのが私も楽しみです!
そしてそして。発酵の後の乾燥にも工夫が凝らされています。私も大好きな「燻製チョコレート」もその一つ。
世の中に「燻製したチョコレートです!」って商品はたまに売ってるそうですが、
どれも発酵・乾燥・焙煎を済ませた後のカカオ豆を、チョコレートにする前に燻製させて作っているだけです。
ですがチョコ兄さんの燻製チョコレートは、「乾燥の際に燻製する」という独自の手法を取ってまして、
おかげで、本当に豆の奥まで香りがしみ込んでいるんですよ。
そのこだわりのおかげで、お酒に合いそうな、大人の味になってます!
昨日の動画を作ったのでご覧ください。大半は遊んでるこどもたちの映像ですが、発酵の作業の様子も映ってますよ!
チョコ兄さんのカカオ作り、真似しようと思っても、日本にいたら絶対にできないような取り組みばかりです。
まだ作れる量に限りがあるので、食べてみたい方は早い者勝ちです。
年に一度の「カカオツリーオーナー募集」にぜひ申し込んでくださいね!