ダバオで外付けキーボードを買ってきました!文章が楽々打てて快適です!(笑)
と言っても、別にそのためだけにダバオに行ったわけじゃありません。
日本から学生を連れて来てくれたリョウタ先生たちと一緒にゴミ山の見学に行ったんです。
いつものようにアイさんが運営するこども園を見学させてもらい、
スナックタイムを一緒に楽しみました。今日のスナックは「目の前で作るオリジナルケーキ」。
スプレー式のクリームやチョコレートソース、トッピングするマシュマロなどで
こどもたちが自分でケーキをデコレートします。こどもたちも興味津々でした。
そしてみんなでいただきます!…と思ったら、みんなクリームやチョコレートソースをなめるばかりで
ケーキ本体には手をつけません。どういうことだろう?と思ったら、みんな持って帰って
兄弟姉妹と一緒に食べたいんだそうです。この歳から「分ける」ことが当たり前なんですね。
この子たちをゴミ山の周りに住んでいるからといって「貧しい」「教育してやらなければならない」
と考えることのおこがましさを痛感しました。
お父さんたちの仕事っぷりも見せてもらいました。こちらは「金属担当」だそうで、
この大きな袋一杯に金属系の再利用資源を集めるのに、ちょうど1週間かかるそうです。
そして、何が見つかるか次第ではありますが、だいたいこれ1袋で5000ペソくらいの価値だそうで。
1週間で5000ペソというのは、田舎の小学校の先生たちと変わらないくらいの稼ぎです。
なるほど、ここで働きたいと人が集まるのも納得できてしまいますね。
ただ、本来ゴミ捨て場は立ち入り禁止ですし、近隣も居住禁止です。
でも、再利用資源を集める仕事をしてくれる人がいることは「都合がいい」ので
彼らは違法な立場のまま働かされており、いざ病気などになってもなんの保証もありません。
当分この状況が抜本的に改善されないのであれば、いっそのことこの仕事は「公務」にして、
しっかりした健康診断や保証のもとで、管理の上で行われるべきなのではないか、などとも思います。
これからこのゴミ山がどうなっていくのか、末永く見守りたいと思います。