マリアンとデイヴが家族と一緒に暮らせることになりました。
HOJで育てた方がこどもたちに安心な環境と、選択肢の多い未来を用意できると思うんですが、
フィリピンではやはり母親の主張が通ることが多く、明確な犯罪の証拠でもない限りは、
母親が「私が育てる」と言えば、福祉局もそれに応じた判断をすることが多いんです。
ちょっと心配ではありますが、姉妹とまた一緒に暮らせることになって2人は嬉しそうなので、
またいつでも遊びにおいで!と笑顔で送り出すことにしました。
今後も行政を通じて様子を見守っていきたいと思います。
そして入れ替わるように、新しい子が入ってきました。
タゴムの少し北にある地域からやってきたレイネル君、10歳です。ようこそHOJへ!
最初は緊張した面持ちでしたが、ちょうど今日学校が休みだったエムジェイが
一緒に遊ぼうとバスケに誘うと、すぐに笑顔になりました。
エムジェイのちょっと空気を読まずに人に近づいていく感じが、功を奏した感じです。(笑)
レイネルを送りに来たソーシャルワーカーさんがHOJの近所の出身だそうで、
「うちの地域は慢性的に洪水の被害があって、貧しい家庭が多いんです。
もしまだHOJに空きがあるなら他にも何人か受け入れてもらえますか?」と聞かれました。
これからまた何人か、新しい子たちがやってくるかもしれません。
困っている子たちの将来の選択肢が増えるように、受け入れ態勢を整えていきたいと思います。