きのうの動画をアップしましたのでご覧ください。
ホウキ作りのためにヤシの葉をとろうとしたらなかなか取れなくて…
どうなったかは動画でご覧くださいね!
さて、私は日本行きに向けて、ラストスパートで竹サックスを作っているんですが、
やっぱり私がノコギリやらヤスリやらつかってギコギコゴシゴシやっていると、
男の子たちの血が騒ぐんでしょうね。「僕にも貸して!」と言ってきます。
端切れの竹で「貯金箱」を作ることにしたクリスチャン。
ノコギリさばきがなかなか様になっています。
肘がきっちり体と平行になって、90度の角度に折り曲げられているのが分かりますか?
これが「ノコギリで竹を切るときにふさわしい姿勢」です。
HOJに来て竹を使ったアクティビティーをこどもたちと一緒にしようと思っている方々は
ぜひ参考にしてくださいね!
ちなみにクリスチャン、枝の部分を切り取るためにナタを貸してくれと言ってきたんですが、
あいにく私のナタは薪割り用に貸してあったので、ないよ、と答えました。
するとクリスチャン、じゃあこれで、と言って、石で作業を始めました。
そりゃ無理だろう、と思って見ていたら、これが上手いのなんの!(笑)
まさに気分は石器時代!いやあ、クリスチャン、石器が似合いますねえ。
それと、こちらはルベンが工作したおもちゃ「トッコー」。
フィリピンには「トッコー」と呼ばれている体長30センチにもなるオオヤモリがいます。
水色っぽい肌にオレンジ色の斑点、しかも蛇のように細長い瞳孔、という、
見た目はかなりグロテスクな生き物ですが、虫などを食べてくれるので、
家にいてくれるとありがたい存在でもあります。
(苦手な人もいるでしょうから写真は小さくしました)
このトッコー、ものすごい大声で「トッコー!」って鳴くんですよ。
どんな声かというと、まさにこんな声なんです。(6秒の動画です)
知ってる人は分かると思いますが、めちゃくちゃリアルです。
音量も音域も音の長さもまさに完全コピーです。
そんなおもちゃ、どこで作り方を覚えたの?と聞いたら、
「カティイル(ルベンの地元)なら誰でも知ってるよ!」とのこと。
他の地域から来る子を受け入れるのは言語や習慣の関係で、大変なんですが、
こういう良さもあるんですね。「多文化共生」とはこういうことなのかもしれませんね!
今日は久しぶりにみんなでウラワビーチに遊びに行きました!!
もうすぐ澤村さんが出稼ぎでHOJを留守にするのでこれが子ども達みんなとのウラワビーチ最後です。
帰ってきたらまたいくらでも遊べるんですがね(笑)
早速海に飛び込む子ども達!!!ひゃー今日の海は澄んでますねぇ^^
ひと通り遊ぶと今度は何やらヤシの木に登り始めました。
どうやらほうきを作るための葉っぱをとるんだそうです。って登っているのはリッキー!!?
ハイスクールのノエルでも大変な木登りを「僕出来るよ!!」と言ってするする登っていました!!
これには私もスタッフも驚きです!!
なかなか人より突起してできる事もなく勉強もいまいちで
褒められることの少なかったであろうリッキーですが、ここ最近一番急成長しています!!
いやー今後が楽しみですね^^
早速とってきたヤシの葉っぱでほうき作り開始です。
この作業のことをこっちの人たちは「バゴス」と呼んでいます。
ヤシを利用した物、事にはすべて名前がついているくらいフィリピンでは昔からヤシは馴染まれていたんですね。
みんなこの作業はなぜか大好きです。お腹が空くのも忘れるくらい夢中になってバゴスをします。
お喋りしながらできますし、疲れたらこうやって遊ぶこともできるんですよ^^
みんなの楽しそうにやる姿を見ていたらほうきのお姉さんとして私もうずうずしてきました(笑)
特にバゴス中のジェリカの顔が私的にツボです(笑)
昼食後雨が降ってきたので「干してきた制服が濡れちゃう!!」ということで大急ぎでトラックの荷台に乗り込み帰りました。
昨日まで風邪でダウンしていたカテリンはすっかり元気になり雨にぬれても終始ハイテンションでした^^;
HOJに着くとこっちでは雨は降っていなかったようで一安心。バゴス再開です(笑)
出来上がったほうきを並べてご満悦♪♪これからゴムで一つ一つ束ねます。
熟練のスタッフがほうきを作れば1日に最高5本作れるそうです。いやぁーたまげたもんですね!!
きっとここの子たちも大人になればそれくらい作られるようになるんでしょうね^^
ほうきのお姉さんとして負けてられません!!私もバゴスしなければ!!!
いや、もうこれは「修理」じゃありませんね。「葺き替え」です。
これまで数年間使っていたニッパヤシの葉を編んで作っていた屋根をすべて取り外し、
屋根の骨組みになっている木がシロアリに食われていたらそこを新しい木と交換し、
それから新しいニッパヤシをとりつけていくんです。
今日は学校が休みだったリッキーがお手伝いです。
昨日の「取り外した古いニッパを片付ける」という仕事はあまり楽しいものじゃありませんが、
今日の「屋根裏まで登って作業をしているジェイソンに新しいニッパを渡す」という仕事は
少年にとってはかなり楽しい仕事です。だって、屋根裏に登れるんですよ?
うらやましくなったので私も登ってみました。
一眼レフのカメラを持ってはしごを登り、屋根裏にもぐりこむのは少々大変でしたが、
屋根の上からの眺めはなかなかに爽快でした。
この屋根の葺き替えは4年に1度くらいのペースでやる必要があります。
トタン屋根にすればやらなくて済むので楽なんですが、トタン屋根は暑いんですよね。
この太陽の強さ、本当にソーラーパネルでも設置すれば、
かなりの電力を生めるんじゃないでしょうか。ダバオに売ってたので今度買ってみますかね?