これまで、計13年間HOJのために働いてくれたスタッフのヴィックヴィックさんが、
60歳の誕生日を迎えたことを期に、定年退職することになりました。
ヴィックヴィックさんはずっとハウスオブジョイの「小さい男の子担当」でした。
ロジャーにとっては、赤ちゃんのときからずっとそばにいた実の親以上の存在です。
お別れのメッセージを言う時に感極まるのも無理はありません。
ロジャーだけでなく、ノエルやジョネルも感謝の涙を流していました。
どれだけこどもたちに慕われていたかがよく分かります。
3月に入ってきたばかりのレナンとルベンも号泣していました。
短い期間でしたが、二人にとって、マンダヤ語で話ができるヴィックヴィックさんは、
本当にかけがえのない存在だったに違いありません。
スタッフの中では、冗談担当というか、いじられキャラといった役回りで、
ヴィックヴィックさんの存在で、忙しい時期にどれだけ場が明るくなったか分かりません。
本当は去っていく自分が一番さびしいのに、湿っぽくなりがちなお別れ会を、
なんとか楽しいものにしようと、つとめて明るく振舞っているヴィックヴィックさんの姿を見て、
この人はHOJのこどもが笑えるように、ずっと支えてきた人なんだなと実感がこみあげました。
これからは畑でもいじりながら、今まで養ってきた甥っ子たちや
親せきたちに養ってもらって楽しく過ごすわよ、と明るく笑って去っていきました。
ヴィックヴィックさん!今まで本当にありがとうございました!
ルベンがどこからか指輪を拾ってきました。
クリスチャンもそうですけど、男の子ってこういうの、ものすごく目ざといですよね。
私も少年時代はいつも下を見て何か落ちていないか探して歩いていたものです。(笑)
そのまま自分の物にせず、ちゃんと見せに来たところがえらいですね。大きな成長です。
誰の落し物でもなさそうだったので、ルベンのものになりました。正直者は得をする!
HOJ内の建物や、テーブル、ベッドなどを修繕するのに木材がたくさん必要だ、
ということになり、じゃあ買ってこようか、と言ったら
「買うのはもったいない!ウラワビーチの木いらない木を切って使おう!」と言われました。
私が用事でダバオに行っている間に手早く作業したらしく、ダバオから戻ってきたら
年老いて実をつけなくなったヤシの木を5本、
もともと木材用に植えている成長の早い「ジミリナ」という木を2本ほど切って、
村の職人に製材してもらって、トラック一杯ぶんの木材ができていました。
おかげで買えば5万円くらいするところ、2万円ちょっとで済みました。
いやあ、木って植えておくものですね!
ウィリアムとジェイソンが、雨に当たらないように木の陰に並べています。
この木材、まだ水分をたっぷり含んでいるので、めちゃくちゃ重たいんですよ。
日本の売っている木材の重さを想像して持ち上げようとすると腰を痛めますよ。(笑)
ダバオに行っていたというのは、レナリンの入学式です。
さすがは日本語を勉強する大学、たくさんの日本からの来賓が参列していて、
私が働いていた頃よりも、ずっと「ちゃんとした」大学になっていました。
レナリンは同じ寮で生活している奨学生の子とすっかり仲良くなったようで、
これから始まる大学生活に意欲を燃やしていました。
今後とも応援よろしくお願いします!
私がはじめてHOJに訪れてから一年ちょっとが経ちました。
懐かしく思い,写真を見返していると「ん?ロジャーが異様に小さい!?」
というわけで今と一年前を比べてみました!!
左が一年前で,右が現在です。
頭をつかみ合うのがきつい体勢だったのがこんなにも簡単に!!
耳の高さを比べると相当背が伸びていますよね?私が縮んでいなければですが(笑)
そんなロジャーが合奏隊を結成しました!!!
鍵盤ハーモニカとギター,後から太鼓やマラカス,歌も入り,とても賑やかになりました^^
ロジャー,ジョネル,ジュリアン,ジョアンはすでにラピュタを暗譜しています。
ですが,いざ全員で合わせるとなるとリズムが無茶苦茶です(笑)これは相当練習が必要ですね^^;
一人ひとりリズムが少しずつ違うので,調整していこうと思います。
今日もマミーズハウスの屋根の続きをジェイソン,スタッフのフィデルさんそしてウィリアム,
更に学校が休みだったジェイエムまでお手伝いしてくれました!!
途中,私の部屋の天井が落ちて壊れるというハプニングに見舞われましたが,
何もなかったかのようにちゃんと治してくれました(笑)昼寝していなくてよかったです(笑)
雨がまた途中から降ってきて大急ぎの作業になりましたが,後もう一息です!!
明日で終わらせると言っていました。終わったらコブラを飲もうね!!!(笑)
他の子たちも雨に濡れながら学校から走って帰って来ました。
もう一度濡れてしまえばなんてことありません。そのまま元気にサッカーベースをやっていましたよ^^;
クリスチャンは濡れないようにレインコートを羽織って一輪車の練習です。
ドドンとノエルくらいしかマスターできていないので,一輪車に乗れるのは子どもたちにとってとても誇りあることです。
私も乗れないままなんて悔しいと思い,夏休みに密かに練習し乗れるようになりました(笑)
子どもたちに自慢すると「僕も!!私も!!」と,とたんに一輪車ブール到来です!!
しかし,この一輪車そろそろガタがきていて壊れそうです;)
ダバオに行く度に探しているのですがなかなかないんですよね。
そしてなんと掃除をしている時にこんな懐かしいものが出て来ました!!!
2001年9月第8号のHOJニュースレターです。
当時からいた子たちが昔の様子を教えてくれました。
スタッフのフィデルさんは地面に図面を書いてくれました。
建物などが変わってからやってきた子たちは興味津津で話を聞いていましたよ!!
私は全くその当時を知らないのですが,当時は49人もの子どもがいたそうです。
皆さんの温かいご支援があったからこそ子どもたちは卒業し,家庭を持ったり仕事に就くことが出来ました。
本当にありがとうございます。今後とも,子どもたちが笑顔でいられますように,応援よろしくお願いいたします。