期末テストが終わって午後、時間が空いたリッキーガマイが
アルチーと一緒に山に行ってココナッツを獲ってきました。お、美味しそう。私にも分けてくれー!

「キッチンに獲れたての『オボッド』もあるよ!」と言われたので、
オボッドってなんだっけ?確か、タケノコのことだったよな?と思って行ってみたら、
そこにあったのは、ヤシの木の若い幹でした。え?オボッドってコレのことだったの?

そうなんです。フィリピンでは若いヤシの木の幹の部分を食べるんですよ。
地面から生えてきたばかりのところを切り出し、たいていは千切りにして春巻きの具にします。
私は20年も住んでて、春巻きの具、ずっとタケノコだと思ってました。
なんと、ヤシの幹だったのか…。

上記の写真の通り、獲れたてなら生でも食べれます。
サクサクしてほんのり甘く、実際、フィリピンの高級料理店では生春巻きの具として提供されてます。
HOJに滞在するみなさん、ぜひ「オボッド」も試してみてくださいね!
昨日のチャンバラごっこを、私が参加してる間にビバリーが撮影してくれてました。
2人vs2人の集団戦だったんですが、一対一の時とはだいぶ様相の違った勝負になるんですよ。
ぜひご覧ください。ビバリーの笑い声が入っちゃってますけど、むしろそれがいい感じです!
昨日もちょっと触れましたが、カカオ農園が今度は日照りで大変なんだそうです。
今年はアフリカも大不作だそうで、それで世界的にカカオの値段が3倍に高騰しているので
いっぱい収穫できれば大チャンス!なんですが、やはりそう甘いものではないそうで。
やっぱり農業は難しいですね。

でもチョコ兄さん、めちゃくちゃ頑張ってます。
チョコ兄さん考案の「スモークカカオ」を使ったチョコレートが
アメリカの大会でInnovation Awardを受賞したそうで。
ちなみにこの写真のカカオポッドの文字は私が彫ったんですよ!(笑)

世の中に「乾燥し終わった豆を燻製にしたカカオニブ」や
「チョコレートをいったん溶かしてから燻製にして固めなおしたスモークチョコ」は
既に出回っていますが、生産の初期段階から燻製しているものは、他にどこにもないとのこと。
こういうのって、特許とか取った方がいいやつですよね?
もしそのあたり、詳しい方がいたら情報ください。よろしくお願いします!
今日は私たちの住んでる町、サンイシドロの祭りの日です。
というのも今日は農業の守護聖者「聖イシドロ」の祝日でして。
農業にはあまり適さない、石だらけ(バトバト)の町に、この聖者の名をつけたのは願掛けでしょうか。
チョコ兄さんも1月の収穫は大雨で、今回の収穫は逆に日照りで大打撃を受けていると言ってます。
一次産業に関わる地域ほど宗教が身近というのはさもありなん、という感じですね。

祭りということで教会では大きなパーティーが開かれ、食事も振舞われたようなんですが、
そのゴミをその辺に捨てていく人の多いこと!
HOJの周りがあっという間にゴミだらけになったので、こどもたちがしっかり掃除しました。
祭りで無礼講な気持ちになるのは分かりますが、近所迷惑も考えて欲しいものです。

お手伝いを終わらせて、遊びの時間。
昨日は子猫に場を荒らされたのでダーウィンが猫に敏感になってます。
大丈夫、そいつはもう爺さんだからルーレットには気にも留めないよ。(笑)

日が陰ってきたので外でチャンバラごっこ!
ドレミパイプという楽器になる棒を使って遊んでまして、
叩いてもそんなに痛くない上に、クリーンヒットすると「ポンッ!」といい音が鳴るので
めちゃくちゃ楽しいんですよ。

フィリピンの村祭り、本当に伝統的な昔ながら風習があまり残っておらず、
単に料理を振舞って集まって大騒ぎするだけ、になってしまっているのがちょっと残念です。
裸の男たちが木の棒を奪い合うとか、馬に乗って坂を駆け上るとか、丸太に乗って斜面を滑り降りるといった
「奇習」ってあんまりこの辺りには残ってないんですよね。
そう考えると、日本ってすごくエキゾチックな国な気がします。 みなさん、伝統文化を大切に!