明星大学のグループを迎えにダバオへ!
午前中のピックアップの場合、HOJに直行するのではなく、ダバオ観光もできます。
まあ、ツアーガイドが私なので、普通の観光地ではなく、連れて行く場所は
「昔ながらの雑多とした市場」「市場併設の屑肉スープ食堂」「謎の日本語Tシャツとか売ってる古着市」とかですけどね。(笑)
興味のある方はダバオに一泊して朝の合流にするか、朝到着の便でお越しください!
これまでに来てくれていた学生さんたちとの関係がとっても良かったこともあって、
こどもたちは超ウェルカムモード。HOJに到着してすぐに仲良くなって一緒に遊びました。
そして今日は恒例の「鶏調理」。市場で生きた鶏を買ってきて、しめてカレーを作ります。
今日はフィリピン風のココナッツミルク入りカレーを作ることにしたので、
ココナッツの実を開け、中の果肉を削り、絞ってココナッツミルクを作るところも体験してもらいました。
苦労して作ったカレーでみんなで食卓を囲みます。いやー、美味しかった!
この活動を日本から来る若者にやってもらうようにしているのは、いくつか理由があります。
ひとつはまあ、月並みですが、「命の大切さ」的なやつです。
でもそれ以上に私が感じて欲しいのは「自分の役に立たなさ」です。
曲がりなりにもフィリピンの田舎の児童養護施設に来るような若者は、「ボランティア精神」を持っています。
それは素晴らしいことですが、「できる自分が、できない人たちを支援する」という態度だと絶対にうまくいきません。
現地の人が当たり前にできるようなこともできない自分が、現地で役に立つには何をすればいいのか。
活動はこの問いから出発しなければ、絶対に間違った方向に進みます。
「できない」経験と、「楽しい」経験をたっぷりして帰ってほしいと思います。
日本福祉大から来てくれていたアスカさんが帰国することになりました。
18日間という結構長めな滞在でしたが、ものすごく充実した毎日で、
こどもたちとも本当に仲良くなっていました。アスカさん、ありがとうございましたー!
他のビジターさんがいない時期に1人でHOJに来ると、
放っておかれる時間が多くなる半面、こどもたちとの距離がぐっと近づきます。
一緒にごはんを食べたり、一緒に星を眺めたり、一緒に子犬を洗ったり。
大勢のビジターさんがいる時にはできない体験で欠かせないのは、竹サックス作り。
集中して作れば2~3日で音が出る楽器を自分で作って持って帰れます。
この世にただひとつのお土産になりますので、音楽好きな人はぜひ挑戦してみてください!
最後は仲良くなった学生たちと一緒にサンゴ礁に行きました。
1月の大雨以降、このサンゴ礁も水が濁っていたんですが、ようやくそれも元通り、きれいに澄み渡りました!
他のビジターさんとの交流もHOJ滞在の魅力のひとつです。
大学生、家族連れ、大学の先生、神父さん、ロックバンド、マジシャン、ダンサー、空手家…
本当にいろんな人が来ますからね。
多くの人が集まり、出会い、刺激を与えあう場所にしていきたいと思います。
今日はジャンジャン、リッキーガマイ、ジェイエムのサッカー公式戦!
朝の4時からチームメイトとジープに乗り込んで遠征に出て行きました。
3泊4日で予選リーグ、決勝トーナメントと戦い、上位入賞すれば次はダバオでの公式戦に出場です。
そこまで残れるようにがんばってほしいですね!
ジャンジャンは高校生の部にディフェンスで参加。攻撃側の方が向いてるんじゃないの?と思ったら、
運動量にまかせて、攻めにも参加するタイプのディフェンスだそうです。
私の知っている時代のサッカーとはポジションの概念もずいぶん変わってるんですねえ。
リッキーガマイのポジションは右前。
コーチによると、大きい体格の相手でもビビらずにガンガン行く姿勢に期待しているとのこと。
HOJでは控えめなタイプですけど、試合となると性格変わるんですね。
これは運転とかすると危ないタイプなのかもしれません。(笑)
フィリピンではバスケの方が人気なのにHOJの子たちがこんなにサッカー好きになったのは、
HOJに来るビジターたちの影響です。
たくさんの方との交流でサッカー好きになった子たちが、今後も元気にプレイしていけるように
応援していきたいと思います。