先日、みんなでお化け屋敷に行きましたが、そこでHOJの卒業生、レナンに再会しました!
なんと、祭りの町を点々とする、この移動遊園地で働いているとのこと。
兄弟との意外な再会にジャンジャンも大喜び!おお、レナン、元気だったか!

10年前、ミンダナオ島東部に台風が直撃して大きな被害が出た時に、レナンはその被災者としてHOJに来ました。
もともと家出して町でストリートチルドレンとして暮らしていたところで台風に遭い、
実家にも帰れない状態になってHOJに来たので、当時まだ3歳だったジャンジャンとは、あまり面識もありませんでしたが、
HOJを通じて再開し、ほんの一時期ですが、一緒にHOJに入っていたこともあったんですよ。

その後、台風で直接的な被害を受けた子は臨床心理士のいる施設で受け入れるべきという話になって、
ダバオの隣町にある、ドイツのNGOが運営する施設に転所しました。うちよりもずっと設備のいいところなので
良かったね、と思ってたんですが、本人はその施設が合わなかったようで、施設を脱走してしまい、
その後はたまに実家に顔を出すものの、お母さんや兄弟たちにも行方がよく分からない状態になっていました。

まさか、こんなところで再会できるとは思っていなかったのでこっちはびっくりです。
1年前まではダバオの工事現場で働き、1年前からテキ屋で働いて、ミンダナオ島東部の祭りを点々としているとのこと。
リアルジプシーライフです。仕事のない昼間の時間にHOJにも顔を出してくれました。おかえり!

完全にカタギとも言い難いけど、完全に反社でもない、世界の隙間のお仕事。
完全に反社な道に落ち込んでもおかしくない生い立ちなので、ここに居場所を見つけてくれてよかったと思います。
レナン、またいつでも遊びに来てくれよー!
昨日が長く続いた祭りの最終日!
1ヶ月前から毎日練習の爆音が聞こえて来ていた小学生たちによるダンスパフォーマンスが行われました。
音楽も衣装も振付もすごく凝っていて、とても完成度が高くて驚きました。

観客が多くて私はいい場所を撮れなかったので、壇上にいたお偉いさんからの流用ですが、
動画もご覧ください。演奏もダンスもかなりのクオリティですよ!
正直、他の東南アジアの国に比べるとフィリピンは「エスニックの足りない国」でした。
ずっと植民地化され、文化を奪われ、「エスニックなものは遅れていてカッコ悪い」という意識を植え付けられたため、
民族音楽、民族衣装、民族舞踊がいまいち発展していないんです。特に私たちの住む地域はそうでした。

でも、そんな町にもようやく、「エスニックなものはカッコいい」という意識が出てきたようで、
10年くらい前から、こういう「エスニックっぽい文化を再創造する」という気概が見えるようになりました。
これを「私たちの文化だ!」と言っていいのかという気もしますが、考えてみれば現在「ヘブライ文化」や
「ケルト文化」と呼ばれているものだって、20世紀に入ってから再創造した部分が大きいですし、
もっと言えば現在の「ヨーロッパ文化」だって、ルネッサンス期に再創造したものが下地になってるんですよね。

少なくとも、がんばってダンスを練習して、うまくいった!と喜んでいるこの子たちは、
この文化に誇りを持ち、これを継承、発展していこうと思うようになるでしょう。
そうやって100年も経てば、それはレッキとした「私たちの文化」です。
この町のエスニックルネッサンスを、全力で応援したいと思います。
先日「巨大風車」に乗りに行った移動遊園地に、新しい出し物としてお化け屋敷ができたというので
みんなで行くことにしました。みんなホラー映画、大好きですからね。

到着して、まずはみんなでゲームコーナーで遊んでみることに。
輪投げや射的みたいなゲームもありましたが、大半はお金を賭けるギャンブルで、
こどもでも小銭で普通に参加できます。一応フィリピンにも「賭博禁止」の法律はあるんですが、
こういう移動遊園地の縁日は無礼講というか、特別にお目こぼしされているようですね。

これも経験だ!ということで、こどもたちにお小遣いをあげて、遊ばせてみました。
もちろん、興行として成り立ってるということは「胴元が必ずもうかる」ようにできてるわけで、
こどもたちは全員、ものの見事に10分たらずで小遣いをスってました。どうだ、勉強になっただろう?(笑)

さて、賭け事に負けてショボンとした子たちを連れて、いよいよメインイベントのお化け屋敷へ!
狭いエリアなので、歩きで迷路のよう な場所を行くのかと思いきや、なんと檻に入れられて車で牽引されるというシステム。
おお、このパターンははじめてだ!さあ、みんなで行ってきます!

どんなだったかはぜひ動画でご覧ください。
ただ、この動画は女子たちの絶叫でものすごくうるさいので、再生するときには音量に注意してくださいね!(笑)
期待をこめていったお化け屋敷、単に仮面をつけた脅かし役たちが、暗闇の中で檻を外からガンガン叩くだけ、という
「中学校の文化祭か!」というレベルでしたが、動画を見ての通り、こどもたちは存分に楽しんだようなので良しとしましょう。
「怖い」ことをエンターテインメントとして楽しめるのは、実際の人生で怖い想いをせずにすんでいる証拠です。
来年もまたこどもたちが「お化け屋敷に行きたい!」と言えるように、こどもたちを育てていきたいと思います。