「たほぉ~ッ!たほぉ~ッ!」という、特徴的な声が外から聞こえてきました。
これ、フィリピンの田舎の豆腐屋さんなんですよ。
クリスマスの時のお小遣いを、唯一計画的に使っているジャンデルがフェンス越しに買っています。
「おじさん、5ペソのやつを2つちょうだい!」

そう、こちらでは豆腐はおやつというか、スイーツ扱いなんですよ。
豆腐にタピオカと糖蜜をかけて混ぜ、ストローで飲むんです。
ちょうどタピオカミルクティーの豆乳版、といった感じでしょうか。
ちなみに2つ買っているのは「洗濯を手伝ってくれたジャンジャン用」だそうで。性格いいなあ、ジャンデル。

器を持っていけば、もちろん豆腐だけでも売ってくれます。
「日本人はこれを冷やして、ネギ乗せて、しょうゆかけて食べるんだよ」と教えたら
最初は豆腐屋のお兄さんも「マジで?そんなことすんの?」って顔でしたが、
最近ではすっかり常連になって、増量サービスしてもらってます。

昔は売り歩くときの「たほぉ~ッ!」という呼び声には、それぞれの売り子さんの個性があって
録音して収集するくらい好きだったんですが、最近はスマホの音源でスピーカーから音を出していて、
みんな同じでおもしろくありません。
ああ、あの私のMDディスク、どこにいっちゃったのかなあ。大事な民俗学的資料を失ってしまった…。(笑)
HOJ卒業生のノエルが遊びに来てくれました。
1~2年に1度、ひょっこり顔を出してくれるノエル、前回はちょうど
直接知ってる子がいない時に来たので、私とだけ話して帰りましたが、
今回はジェプリルがいたので大喜び!
お互いに、昔の思い出話で大盛り上がりです。

「小4の時に担任の先生のボールペン盗んで2ペソで売って烏山さんに超怒られた」
「日本人とハーフのかわいい子がビジターで来て、マディーととり合った」
「家出したけど遠くに行くのが怖くて門の横の茂みにずっと隠れてた」
「逆立ち歩きとジャグリングと一輪車と空手は俺が一番うまかったはず」
あー、懐かしい!あったなそんなこと!

「学校に行くより働きたい」と言って14歳で施設を出たノエル。
その後、他のNGOの支援のもと、洗車場で働いたり、
祭りのテキ屋みたいなのの手伝いをしたりと、あちこち転々としてましたが、
ここ数年は、ずっと隣町ルポンでトライシクルの運転手をしています。
いやー、たくましく生きている中、HOJを忘れずにいてくれるのはとても嬉しいですね。

よく見ると、右腕にタトゥーが入ってるんですが、それがノエルの誕生日だと気づいてハっとしました。
そう、親族のいないノエルの誕生日は「HOJに入ってきた日」なんです。
そうか、気に入ってくれてるんだな…。
自分に誇りをもって生きているノエル。これからも彼にとって、よき「実家」でありたいと思います。
今週から「規制が強化された」と言いましたが、今回の通達はとても具体的で、
「やっていいこととダメなこと」が分かりやすく記載されていました。
「一緒に住んでる人同士はどんなスポーツしてもOKだって!」とこどもたちが言うので、
みんなで小学校のグラウンドで遊ぶことにしました。広いところでボールを追って走るのはとっても気分がいいですね!

女子たちはテニスです。ソーシャルワーカーのチェニーさんが体育会系でスポーツ万能タイプなので
いかにも運動部不足のマイカたち姉妹を特訓してます。
マイカに「マスク取っていいんだぞ?」と言ったら「この方が痩せるから!」と無理してました。
いやいや、1日無理するより、毎日の積み重ねだぞ、マイカ!

イージェイはフリスビーにボールを載せて、落とさないように運ぶ遊びにハマっていました。
落とさないようにそーっと歩く姿がとても可愛らしかったです。

ジェイエムは中学校のサッカー仲間とシュート&キーパー練習。
こちらは「一緒に住んでる人」じゃないので、身体接触を伴うスポーツは禁止なので、
ひたすらリフティングとパス、シュート練習をしてました。
試合ができる日々が戻ってくるのを祈りながら、爪を研げ、若者たちよ!

小学校のグラウンドは開放されていて、自由に使っていいそうなので、
今後とも、うまく「スポーツの時間」を取り入れていきたいと思います。
私もたまには泳ぐ以外の運動もしなきゃ!