「ノコギリとカナヅチ貸して。あと、釘が8本欲しい、あと、余ってる木材あったら見せて」
と言ってきたアルバート。お、夏休みに入って日曜大工、っていうか、また基地でも作るのかな?
何作るの?と聞いても「もうちょっと完成したら見せる」と教えてくれません。何でしょうね?

「釣り糸が欲しい。あと、ペンチも貸して。釘を切れるくらいのやつ」
釣り糸?ペンチ?一体君は何を作ってるのだね?ひょっとして…?

そうです!作ってるのは自家製ギター!
これぞ私のここ最近の音楽教育の成果ですよ。楽器はなるべく手作りするもんなのです!ひゃっほう!

とりあえず何のアドバイスもせず、アルバートが自分だけで考えて作ったのがこちら!
ボディーはベニヤ板を組み合わせたにしてはなかなかの鳴り、ヘッドやブリッジの作りもいい感じです。
ただ、チューニングする機構は作れなかったようで、そこが本人的にも納得いっていないようです。
でもこの発想と努力の結果を「失敗した」って思わせたくないので、
「いや、これいいぞ?こんなふうに弾けるぞ!」と弾いて見せました。みなさんもぜひご覧ください!
その上で「本物のギターみたいにチューニングできたらいいな。ここに穴あけて、こういう棒を通せば…」と
簡単な図を書いて作戦会議。アルバートの真剣な顔がたまりません。

ちゃんとピアノと五線譜使って音楽教育やるのも、もちろんいいと思います。
でも、こんなふうに音を作っていくこと、楽器を作っていくことを楽しむ音楽教育があってもいいと思います。
さあ、このギター、どう発展していくか今後もお楽しみに!
なんと今日から急に夏休みに入りました!
学校から配られる自習教材は先週までで終わりだそうで、特に事前の説明もなく、
期末試験があるでもなく、これまで提出したプリントが採点されて戻ってくるわけでもなく、
唐突に2020年度は終わりを迎えました。マジか!

普段、10ヶ月かけて学校で先生から教わるはずの内容を、
お世辞にも出来がいいとは言えないプリントだけ配って9ヶ月で終わらせて「やったことにする」のは
正直どうなんだという気もしますが、じゃあ他にどうしようがあるのか、と言うと難しいですね。
せめて採点して返してほしかったですけど…。

どうやって評価してるのか定かじゃありませんが、一応成績というのもつけられてまして、
マイカが優等生として表彰されたりもしました。おめでとう!
調べもののための私のパソコンの占有時間もマイカがトップですからね。
このくらいの結果につながるなら安いものです!

夏休みということで、普段なら親族の家に行ける子は交代交代で家に「里帰り」するんですが、
なにしろ今は感染拡大中、移動制限中なので、とりあえずは全員HOJに残ってのんびり過ごすことにします。
さあ、こどもたち、いろいろやる遊びはあるぞ!何からやりたい?
私の音楽教室、昨日の「リズム」のお次は「音程」です。
ダバオのお土産物屋には民族チックな真鍮製のベルがときどき売ってるんですが、
全部ハンドメイドなので少しずつ大きさや形が違うんですよ。
ということは、音程が違う、ってことなので、実は私、長年かけて店に通いつめ、
音を鳴らしては「お!これファだ!買う!他にもない?」などとやって、
2年がかりで2オクターブ完成させたんですよ。その労力がここでついに生かされます!(笑)

ズラっと並べてベルをひとつずつ鳴らし、
「こっちの方が高いよね」「でかいやつの方が音低くね?」「これ小さいのに音低いよ?」
などと言いながら音を聞き比べ、音階になるように並べていきます。
絶対音感に近い耳を持っているジェレミーが大活躍!さすが、2歳から私のそばで育っただけあります。

そして音階ができたら今度はそれを使って「ハッピーバースデー」の演奏に挑戦!
どれがドで、次はどれだっけ?という暗記力が必要になるんですが、こういうのはジャンデルの得意分野です。
神経衰弱と同じ頭を使う感じですね。

そこまでやって「1人だと弾きにくい」と思ったところで、1人2つずつ持ってミュージックベル状態にして演奏です。
4人のキャラがいい感じに出てます。ぜひ動画でご覧あれ!
「音楽も楽器も人が作ったもの」。だから「自分たちで作ると楽しいし、人と一緒にやるともっと楽しい」。
こんな感じで、こどもたちと音楽を楽しんでいきたいと思います。