こどもたちはすっかり「自宅学習」のコツをつかみ、
そこそこ真面目に、結構楽しくお勉強を続けています。
「中世とルネッサンス期、バロック期の美術比較」という課題が中3の美術にあったので
「めちゃくちゃ詳しいぞ、そのへんの話!」と嬉々として私が教えました。
まさかHOJの子たちにベラスケスの話をする日が来るとは思いませんでしたよ。

さて、HOJには生活があるので、勉強ばかりしているわけにもいきません。
井戸の水くみ、花と野菜の水やり、敷地内の掃除、当番制での料理、そしてゴミの片付けと、
やることはたくさんあります。
でも、みんな「勉強よりはマシ!」とばかりに嬉々として作業してくれてます。
これも自宅学習の副産物ですかね。

自習教材がタガログ語で全部書いてあるフィリピノ語、道徳、保健などは私の出る幕じゃないので、
こどもたちがそのあたりを勉強している間に、私は自分の作業をやっています。
かねてから計画していた「竹製のバイオリン」もいよいよ仕上げ段階!
表面を竹サックス同様に焦がして磨き、スベスベにしたらジャンジャンが気持ちいい!と大喜びです。

そして完成したのがこちら!
ボディー、ネック、駒、ピンが竹製で、弦はバイオリンの、ペグはギターのを使用しています。
あまり大きな音が出ないんじゃないかと心配でしたが、ギターの伴奏に合わせて弾くならちょうどいいくらいの音量は出ます。

やっぱり楽器作りは楽しいですね。この、試作品を試行錯誤で作ってる時期がある意味一番楽しいです。
もうちょっと練習してから音色は公開しますのでお楽しみに!
さて、かなり久々になりますが、ダバオオリエンタルの新型コロナ感染状況です。
3月以降、執念深く役所が発表するデータを記録し続けていて、それをグラフにしたものがこちら。
最初の2ヶ月は厳しい規制で感染を抑え込んだロックダウン期、
次の2ヶ月は海外や大都市からの帰郷者の流入と共に一気に感染者が増えた帰郷者急増期、
そしてその後の2ヶ月は帰郷者数も落ち着き、感染者数も30人程度に落ち着いた安定期と言えると思います。

規制はどんどん緩くなっており、「外出時にはマスク」というルールだけはありますが、
夜の外出制限、酒の販売制限、隣町との移動制限などもほぼなくなっています。
あとは「他の地域に長く滞在してからこっちに来た人は2週間の自己隔離」というルールはありますが、
真面目に守っている人はあまりおらず、日曜には教会に人が集まるようになりましたし、
近所でパーティーが行われて夜遅くまでカラオケで盛り上がってる声が聞こえてくるようにもなりました。
フィリピン自体はまあ、この国民性と人口密度で、よく感染を抑え込んでいるほうだと思います。
ここ2カ月でヨーロッパがまた新規感染者がどんどん増えて第2波が来た、と騒然としており、
世界全体でも新規感染者数は増える傾向にありますが、フィリピンは横ばい状態。
こんなにみんなルール守ってないのによくこの程度で済んでいるなあ、と不思議なくらいです。
「寒くならない」というのがかなり有利なんでしょうかね?

ただ、局地的には感染拡大が進み、規制が厳しくなっている地域もあります。
近いところではダバオ市が、最近までかなり規制が緩和されていたんですが、
明後日からまた外出時間や酒の販売などの規制が始まるそうです。
このあたりはなんとか手綱をしめたり緩めたりしながらワクチンが出回るまでしのぐしかないんでしょうね。

とまあ、情報収集は怠らず、なるべく行政の指示には従いつつも、
できる範囲で楽しむチャンスは逃さない、という方向で今後も行きたいと思います。
日本はこれから寒くなりますのでみなさん気を付けてくださいね!
さて、先週から始まった自宅学習、2週目に入ってみんな「コツ」をつかんできました。
そのコツとは「同じ学年の子は手伝い合う(ティナバガイ)」こと!
得意分野で「私が英語はやるからそっちは社会やって、後でノート写しっこしよう!」という方法です。
夏休みの宿題の終盤にクラスメイトで集まってやる、アレですね。(笑)
リセルとランランはお互いに分担してWin-Winな関係です。そう、これがベスト!

「薪割りとか排水溝掃除は俺がやるから勉強はよろしくな!」というコンビがアルバートとリッキーB。
どっちがどっちの役なのかは…まあ、見ての通りですよ。(笑)

そして、Win-Winな関係というのも一見微妙になってくるのが、クイニーとマイケル。
一方的に「教える―教わる」関係になってます。まあ、人に教えることは自分の学びになるので、
実はこの時間に一番学んでいるのはクイニーかもしれません。
ってかマイケル!せっかく説明してくれてるのにどこ見てやがる!(笑)

そして不思議な関係というか、おもしろいのがジャンデルとジャンジャン。
実は学年は別で、ジャンデルは4年生、ジャンジャンは5年生です。
実は中2くらいまでの子を含めても、「計算問題」が一番得意なのはジャンデルだったりしまして、
算数の分からないところは、ジャンデルに聞くのが一番手っ取り早かったりするんです。
でも、さすがに4年生に聞くのはプライドがね…?という心理的な壁があって、
あんまりみんなジャンデル頼りにはならないんですが、ジャンジャンはそんなこと気にしません。
「ここどうやんの?わっかんない。ジャンデルおしえてよー」と、直球でジャンデルに頼ります。
頼られた方のジャンデルも悪い気はしないようで、2人とも楽しそうです。うん、ある意味Win-Winだ。

「宿題を写す」というのは勉強にならないから注意したほうがいいんじゃ…?と思う方もいるかもしれませんが、
HOJは学校ではありません。勉強ができるようになることも大事ですが、助け合うことの方が大事です。
将来的にHOJを出た後も「自分1人でどんな問題も解ける」人よりも
「どんな問題でも仲間と協力してなんとかできる」人のほうが役に立つと思いますしね。
もちろん、度が過ぎれば注意しますが、こういう仲間同士の助け合いの雰囲気は、むしろ大事にしていきたいと思います。