皆さんこんばんは。
ナオキです。
HOJでの生活も今日で最終日となりました。
明日の朝の便で日本に帰るので最後にブログを書きたいなあと思ったので書くことにしました。
自分は去年の9月25日に初めてHOJにボランティアスタッフとしてきました。
どうしてHOJを知っていたのかというと、弟が以前ビジターとしてHOJに訪れており弟に紹介してもらってHOJのことを知りました。
HOJに来て最初に感じたのは生活環境の違いでした。
トイレや水浴びなど日本とは全く違う環境なので最初は戸惑いました。自分は海外旅行に行ったことはあるのですが、実際に長期で住むのは初めての事なので慣れないことが多々ありました。
その中でも特に最初、戸惑ったのは言葉の問題でした。
英語もビサイヤ語も全く分からなかったのでコミュニケーションを取るのがとても大変でした。
ですが、毎日子供と遊んで関わっていくうちに少しずつ言葉も分かるようになって、現在では現地スタッフや子供たちとコミュニケーションが取れるようになりました。
最近では子供達だけではなく、外部にも友達が出来てビサイヤ語と日本語を教えあったりしています。
自分が到着した日からバドンとアルジェボーイが引っ付いて離れませんでした。

HOJに来たことがある人は分かると思いますが、2人とも孤児院の子供とは思えないくらい明るくてそして遊ぶことに対しては人一倍がむしゃらに遊ぶのです。(笑)
平日も2人はHOJにいる時間が長いので子供たちの中では一緒に遊んだ時間が長かったです。
また「HOJに来て1番楽しかったことは何ですか」と以前ビジターさんに質問されたことがあるのですが、自分にとって1番楽しかったことは、毎日子供達を学校に送りに行って、汗だくになりながら遊んで、一緒にご飯を食べてという普段の生活を一緒に送りまた子供の成長を見守れたことが1番楽しくて幸せな時間だったなあと思います。
もちろん週末に海や川に行って遊んだのも楽しかったですけどね。(笑)

長期で滞在していたので色んなイベントに参加することも出来ました。
自分が特に思い入れがあるイベントがクリスマスとミュージカルです。
クリスマスの期間はみんなで歌の練習をしたり、キャロリングをして近所の人と交流したり、とにかく毎日が忙しかったです。
その分クリスマスパーティが終わった時はとても充実感がありました。
また夜中にクリスマスプレゼントを渡した時の子供がとても嬉しそうな表情をしていたのもとてもいい思い出です。

また最近の話ですが、LES WORLDのメンバーが遊びに来てくれて子供達とともにミュージカルを作り上げたのもいい思い出です。
子供達も最初は全くと言っていいほどやる気がなかったのですが、当時のスタッフとビジターたちで実際に演技をした後、1人1人と練習する子が増えて最終的には全員で完成させることが出来ました。
自分も一緒に協力出来て良かったしとても素晴らしい思い出になりました。

最後に、自分をボランティアスタッフとして受け入れてくれたシンさんをはじめ、いつも優しく話しかけてくれた烏山さん、HOJに遊びに来たときは美味しいご飯を作ってくれたアイダさん、そして共にボランティアスタッフとして働いたサユキちゃん、コウスケ、タケ、現地スタッフの皆さん、そして子供達、半年間本当に本当にお世話になりました。
また自分をHOJに送り出してくれた家族には感謝の気持ちしかありません。
HOJにはいつか必ず戻ってきます!
長い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
ジェレミーの粘土へのこだわりが続いています。
前回は頭蓋骨にこだわっていたかと思ったら、今日はおもむろに人物像を作り始めました。
誰?と聞いたらフィリピン独立の英雄「ホセ・リサール」とのこと。おお、いい出来!
そこらの小学校にもホセ・リサールの像はよく飾ってあるんですが、それよりは似ているかも。(笑)

ちなみにホセ・リサールの有名な肖像画はこちら。
この特徴的な分けた前髪を似せようとした痕跡がうかがえますね。

次に作り始めたのはロボットです。昨晩「トランスフォーマー」のDVDを見せたので、
どうしてもロボット同士の戦いを再現したかったんだそうで。
敵はコヤシンが作って、というので私もがんばって作りましたよ。
左側の派手なのがジェレミー作、右側のレトロなのが私作です。
トランスフォーマーシリーズをまともに見たことがないのがバレバレです。(笑)

外ではタケを中心にバスケが盛り上がっています。
ゴールの上に生い茂っていたマンゴーの枝をはらったことでロングシュートが打てるようになり、
かなり戦術の幅が広がって、これまで活躍していなかった子も活躍の機会が出てきたそうです。
必死の形相のアルバートがいいですね!

ナオキはリサメイたちとフリスビーで遊んでいました。
村に飲み友達もたくさんできたナオキは、帰る直前ということでパーティーに引っ張りだこ。
今日も二日酔いを抱えたまま、「こどもとたっぷり遊べるのは最後だから」と頑張ってました。(笑)

ところで、最近また全然雨が降りません。2週間くらい降ってない気がします。
遊ぶにはちょうどいいですが、そろそろ敷地内の畑のツルムラサキやオクラが弱ってきてます。
夜中のうちに降ってくれますように!
「土曜に作業で日曜にお出かけ」が定着してきたHOJですが、
「どうせ土曜の作業でがんばれば許してもらえるよ」とこどもたちが覚え始め、
またイタズラが過ぎるようになってきたので、今週は敢えて土曜にビーチに行くことにしました。
半分くらいの子が小屋でお説教を受けて「反省」させられている中、
残りの子たちが見せつけるように遊ぶ1日となりました。まあ、こんな日もたまには必要です。(笑)

ちなみに今日はナオキにとっては最後のウラワビーチ。
何かやり残したことはある?と聞いたら、「鶏の丸焼きの、回す係をやりたい」とのこと。
この役がそんなにやりたかったとは、盲点でした。最後に夢がかなってよかったな、ナオキ!

またまたジェイエムが大量にカニを獲ってきました!すごい生活力です。

こうやって直に炭火にかけて焼けば、このくらいのサイズのカニなら、カリカリに焼きあがるので、
殻ごとバリバリ食べれます。かなり美味しいんですよ。
ちなみにスイスでは甲殻類をこうやって生きたまま調理するのが動物愛護法で禁止されたそうで。
それをこどもたちに教えたら「え?じゃあどうやって食べるの?」と目を白黒させていました。

カニをおやつに食べた後には、そこらに植えてあったサトウキビをとってかじります。
リッキーガマイが「これは法律違反じゃないよね?」と確認してきたのがかわいかったです。
大丈夫、まだ植物愛護団体というのはいない…と思うよ。(笑)

獲ったカニを焼いて食べるのが違法、という話の後で、
フィリピンでは違法なことが、別の国では全然OKだったりすることもいくつか例に出したら、
ジェレミーなんかはすごく興味深そうに聞いていました。
国によって法律はぜんぜん違う、ということは、こどものうちに大人から説明しておいたほうがいいと私は思います。
後から知ると大人不信に陥りますからね。(笑)
とはいえ、郷に入っては郷に従え。HOJに住んでいる間はHOJのルールを守ってもらわなきゃいけません。
謹慎組のこどもたちも今日のビーチは反省するいい機会になったでしょう。
来週からまたビジターが続々と来るので、そのときはみんなで遊べるようにしたいものです。