今年は庭のポメロが大豊作です!
日本でいうザボンと同じものだと思いますが、こちらの物のほうが原種に近いのか、
変に甘味も酸味も強くなく、なんというか「ちょうどいい美味しさ」です。
こどもたちも大喜びですよ。
リセルが「コヤシン、絵の具って持ってる?」と聞いてきたので、
何に使うのか聞いてみたら、学校の課題で、石に色を塗るストーンアートというのがあるそうで。
なるほど、いつ提出なの?と聞いたら、「明日」とのこと。
なんでもっと早く言わないんだ!と叱ろうと思ったら、なんと今日出された宿題だとか。
まあ、私は一応絵描きですし、普段はクレヨンしか使わないですが、
普通の絵の具くらいは持っているので貸してやって、リセルは課題を完成させることができました。
クラスメイトたちは家でどうしているんでしょうね?
週末のクイズ大会形式のお勉強がよほど気に行ったのか、夜のお勉強の時間に、
大きい子たちが主催して、小さい子たちのクイズ大会になってました。
楽しいと思ったことはすぐに取り入れる姿勢は、すごくいいですね。
今日は久々に外出の予定がない上に、長時間のこどものお守りも必要ない日だったので、
たっぷり竹サックス製作に時間をかけられました。おかげで「これは傑作!」という一本ができましたよ。
少しずつ大きい子たちも増えてきたので、また竹音楽隊もやりたいですね。みなさんご期待ください!
ジャンレのリハビリが始まりました!
主治医さんが紹介してくれたリハビリ施設で、PTさん(理学療法士)に施術してもらいます。
何やら電極のようなものをつけて筋肉を刺激した後で、リハビリ開始!
勝手に柔軟体操のようなものをイメージしていたんですが、全然違って、
腕を上げようとするのを押さえたり、肘を曲げようとするのを押さえたりします。
筋トレとかする人たちの言う抵抗トレーニングっていうやつですね。
1回10秒の抵抗トレーニングを5セットおこなっては、深呼吸して休憩。
はた目にはほとんど動いてないように見えますが、当のジャンレは結構しんどそうです。
でも、それでこそのリハビリですからね。よくなるためにも、がんばって欲しいです。
勉強の方ですが、算数は順調です。桁の概念を理解したので「筆算」ができるようになり、
繰り上がりと繰り下がりにも慣れてきたので、桁が多くても足し算、引き算はもう問題ありません。
でもまだ文章題になると「足し算?引き算?」と聞いてくるので、
今日はお手伝い&お買い物ごっこ、的なアクティビティーでお勉強です。
ドドンさんの洗車を手伝って15ペソもらい、烏山さんのマッサージをして40ペソもらい、
売店に行って7ペソのビスケットと11ペソのジュースを買って、
お金が足りなくなってきたから薪割りを手伝って10ペソもらって…みたいに、
妙にリアルな状況を想定して、「お手伝いしたときは足し算、買い物したときは引き算」と慣れさせていきます。
勉強ははかどってますが、これでお手伝いのたびにお金を要求するようになったら困るな…。(笑)
そんなときにちょうどこどもたちが学校から戻ってきて、まさにお手伝いの時間のはじまりです。
女の子たちは敷地の掃きそうじ。このホウキ、日本から来た学生さんたちがヤシの葉で作ってくれたやつですよ。
男の子たちはゴミを集めて運んで分別したり、排水溝そうじをしたりしています。
さあ、燃えるゴミと燃えないゴミの分別もかなり覚えてきたかな?
男女でずいぶん仕事の質が違うような気もしますが、実はもともとは男の子たちも1人1本ホウキを持っていたんですよ。
でも、チャンバラごっこで壊してしまったので、こういう仕事をしているわけで、自業自得なのです。(笑)
まあ、私もホウキで遊ぶことに関しては男の子たちに何も言えない立場なので、
一緒にゴミの分別に励みたいと思います!
週末ごとに遊んでばかりいるイメージのハウスオブジョイですが、
年度末が近づくと、「落第」のプレッシャーもありますから「勉強もやろうね」という空気になります。
土曜の午後は大そうじの後、ソーシャルワーカーのエイプリル主催の「お勉強クイズ大会」が開かれました。
回答者のこどもがくじを引くと「算数」「歴史」「スペリング」「理科」などのジャンルが書いてあり、
その子の学年に応じたその分野のクイズに答えさせる、という趣向です。
やってることは勉強そのものなんですが、クイズ大会形式になっていることと、
エイプリルの司会がハイテンションでテレビ番組っぽくて面白いので、こどもたちも喜んで参加していました。
こどもの頃、私もテレビ番組でやっている「知的好奇心を満たすクイズ番組」は大好きでした。
「わくわく動物ランド」「世界ふしぎ発見」「世界まるごとHow much?」…歳がバレますね。(笑)
インターネットのなかった時代、こういう番組で私は世界へのあこがれを膨らませていったんでした。
こっちのテレビでは全然そういうのはやっていないので、
こうやって手作りでそれっぽいことをやるのもいいかもしれないですね。ちょっと私も考えてみます。
ジャンレがよく私のところで勉強しているのに触発されて、アルジェが「ボクもべんきょうする!」と言うので、
アルジェ用にもワークシートを作ってやりました。
まだ自分の名前を書くのは時期尚早な感じなので、目標は「自分の名前を探せるようになる」ことです。
PJ、RT、ЯJ、BJ、といったまぎらわしい文字がいっぱい書かれた中から、自分の名前である「RJ」を探します。
見つけた時には「アルジェがここにもいた!」と大よろこびです。
先生役は休憩中のジャンレが担当。私が普段ジャンレに教えるときの口癖がそのまんまうつっていて笑えます。
「楽しいこと」こそが売りのハウスオブジョイですが、
お勉強やお手伝いなどを避けて「楽しい生活してます!」ってわけにはいきません。
勉強さえ楽しめるような環境づくり、教材づくりを、もうちょっと考えようかな、と思います。