今日は急に決まった国民の休日「戒厳令記念日」です。
でも、あまりにも急に決まったので、一般企業などは対応しきれなかったようで、
役所と公立の学校だけが休みという、なんとも中途半端な日となりました。
せっかくの休日なのでどこか遊びに行こうか?と言うと、
「いや、戒厳令の記念日だから、敷地内でおとなしく過ごそう」とのこと。うーん、これはいったい何の祝日なんだ?
そんなわけでこどもたちは最近はやっている「ステッカー」という遊びで盛り上がってます。
よくある、トレーディングカードで戦ってカードを奪い合う遊びですね。
カードにはいろいろ「戦闘力」とか「属性」とか「弱点」とか、いろんなことが書いてあるんですが、
結局こどもたちはこうやって、お互いの手のひらに乗せてパチンとぶつけ合って、裏返しに落ちたほうが負け、という
カードに書いてある情報とは一切関係ないルールで遊んでます。(笑)
さあ、お昼ご飯だ、と思ったら、こどもたちがみんな芋を食べています。
あれ?ご飯は?と聞くと、「今日はこれがごはんなんだよ!」とのこと。
なるほど、戒厳令の記念日だから、「贅沢せずに貧しい食事であの頃を思い出そう」的なものなんだね?
日本でも終戦記念日にすいとんを食べたりするよ!
…と思ってスタッフに聞いてみたら、「いや、市場で芋が安かったから」とのこと。戒厳令記念日関係ありません。(笑)
結局一日中、町や学校でイベントやパレードがあるわけでもなく、普通に過ごしました。
まあ、平和なのが一番ですね。
幸いなことに、マラウィのテロ事件も急激に収束する方向で話が進んでいるようです。
今現在の戒厳令も、おそらく今年中で終わるとのこと。はやく平和が戻ってほしいものです。
ちょっとお伝えするのが遅れちゃいましたが、一昨日はジェレミーの誕生日でした。おめでとう!
何歳になったんだっけ?と改めて聞いてみたら、10歳とのこと。
あれ?今小学校5年生だよね?11歳になったんじゃないの?
えーと、2009年11月にHOJに来たのこの写真が2歳だから…やっぱり合ってるか。
あれ?でもそうすると5歳で小学校に入ったのか??あれれ???
こどもたちの実年齢が、見た目や成長段階、学年とマッチしてないことが多く、ずっと一緒にいる私でも混乱します。
ジェレミーとジェイエムとアルバートが同い年、まあこれは分かるとして、
ジャンレがこの3人より年上で、マイケルがジェイエムと一歳しか違わなくて、
ジャンジャンとマイケルは兄弟なのに書類上、誕生日が3ヶ月しか離れてなくて…とわけが分かりません。(笑)
それにしても、リッキーが巣立っていったことで、なんだかHOJが一気に低年齢化した気がします。
そんな中、よきお兄さん役を担ってくれているのがジェプリルです。
6年制になったハイスクールでは、高学年から専門科目が選べるんですが、
ジェプリルは昔から機械いじりが大好きだったこともあり、もちろん「電子機械」コースを選択。
しょっちゅう私のはんだごてを借りに来ては、スタッフたちの壊れた携帯やラジオを直しています。いやー、頼もしい!
明日は「昔マルコス大統領が戒厳令を敷いた記念日」ということで、休日だそうです。
あれ?そんな休日、去年まではなかったよね?ってか、それって祝うものなの?ってか、今も戒厳令中だよね??
…と、ガイコクジンな私にはわからないことだらけですが、とにかく休みなのでこどもたちは大喜び。
さあ、何をして過ごすことにしますかね?
1週間ほど滞在していたユウカさんが帰国することになりました。
最終日は私が銀行に行くのにアルジェとバドンがついてきて、みんなでお散歩です。
銀行の中では静かにするんだよ、と以前から教え諭した甲斐あって、2人とも銀行内ではものすごくおとなしいです。
ちょっとでも普通の声を出すと、ひそひそ声で「しずかにしなきゃ!」と言ってきます。
フィリピンの銀行にはショットガンを持った警備員が常駐しているのが当たり前なんですが、
この2人、まだ警備員と警察官と軍人の区別がついてないので、全員あわせて「ポリス」なんですね。
それにドゥテルテ政権の鼻薬が効きすぎて、「悪いことすると射殺される」と信じています。
まあ、ある意味で子育てはしやすい世の中…なのかなあ?(笑)
普段ならこの時期は大学生のグループが来ているはずなんですが、今年は戒厳令の影響でほとんどがキャンセルだったので、
こどもたちも楽しみにしていたイベントがなくなってちょっと残念そうだったんですが、
そんなときに来てくれたことは本当にありがたいです。こどもたちも大喜びでした。
ユウカさん、本当にありがとうございました。ぜひまた遊びに来てくださいね!