こんばんは、あつしです。
今日は小学校の卒業式がありました。HOJからはロウィーとジョリーナの兄弟が無事卒業しました。
まずは今日のロウィーとジョリーナの卒業式の様子や、エミリーのダンスの動画をあやかさんが編集してくれたので是非ご覧ください。
ロウィーとジョリーナのお母さんがバガンガという遠い町から3時間もかけて、この日のために息子と娘の成長を見に来られました。
家庭の経済状況や、学業に対する意欲、出席日数や落第制度など、その他もたくさんの要因があると思われますが、義務教育のないこのフィリピンという国では、学校を卒業するということはそれほど容易なことではなく、そもそも学校に通わなかったり、途中で学校を辞めてしまったりする子どもがたくさんいます。HOJのあるこの田舎の地域では100人中、およそ60人が小学校を卒業できるというデータがあります。(中学校を卒業できるのは100人中、わずか20人ほどしかいません。)そんな環境でも頑張って学校に通い、小学校を卒業できた彼らは、とてもすばらしいことだと思います。
さて、フィリピンの卒業式は1年生から5年生の在校生は出席せず、卒業のできる6年生とその保護者のみで行われます。日本と同じようにフィリピンの国歌や校長先生のお話などがありますが、とにかくお偉い方々や先生方の話が長いです。その点は日本と同じかもしれないですね。笑
先生方の話ばかりではありません。大きなイベントとして表彰式があります。成績が優秀といった表彰から、何かを頑張ったで賞のような小さい賞もたくさんあり、表彰が多い生徒は10個以上も表彰がありました。ロウィーは宗教科目の表彰と、みんなと協力できたで賞を受賞していました。
午前は卒業式だけですが、午後からは1年生から5年生の在校生だけで行う終了式があります。フィリピンの終了式はダンスや歌などの出し物を挟みながら、先ほどと同様の表彰式があります。
エミリーはダンスの出し物を披露した他、朗読が上手で賞、責任感があるで賞を受賞していました。また、ジャンレは時間を守ったで賞を受賞していました。
ロウィーとジョリーナは来年度から中学校に通って勉学に励むと意気込んでいます。スタッフ一同、引き続き彼らの成長を見守っていきたいと思います。