さあ、クリスマスイブですね。ハウスオブジョイでは、恒例行事のキャロリングを行いました。

キャロリングというのは、もともとはキリストの生誕を歌を歌って告げ知らせる、という文化なのですが、
フィリピンではこれが変化して、「近所の家を周って歌を歌って小遣いをせびる」文化となっています。(笑)

今年は市場を中心に、常連のパン屋さん、八百屋さん、肉屋さん、魚屋さんなどを巡りました。

日本の常識で考えると迷惑きわまりない話ですが、これが意外なことにどの家も温かく受け入れてくれて、
結構な額を包んでくれるんですよ。HOJがいかに地元で受け入れられているかを肌で感じられる瞬間です。
動画も作ったのでぜひご覧ください。みなさんのためにもこどもたちが歌ってますよ!
1時間半ほど近所を周って、集まったお金はなんと3580ペソ!歴代最高額です!
やっぱりフィリピン、景気いいんですね。

このお金はこどもたちに分けて、実家に帰るときの資金にします。
離れて暮らす兄弟やいとこにプレゼントを買ってあげられるとこどもたちも大喜びです。
さあ、これからこどもたちはちょっと休んで、夜の10時から教会に行きます。
そして戻って来てからクリスマスパーティー!ケーキにごちそうにプレゼントの、楽しい時間が待っています。
今からこどもたちの喜ぶ顔を見るのが楽しみです!
今年大統領になって強権的に麻薬犯罪取り締まりをして一躍有名になったドゥテルテさん。
大統領になってからもフィリピン国内での人気はすさまじく、支持率90%という状態ですが、
国際的にはあんまり評判がよくないようで、人権団体などからは批判が相次いでいます。

(写真はネットより転載)
そんなドゥテルテ大統領が、年末になってものすごいことを言いだしました。
「来年から国民全員に健康保険を適用する」
「来年から国公立の大学の授業料は全部無料にする」
えええええ?それ、実現したらものすごいことなんですけど。

財源はいったいどこに?と思ったら、フィリピンは経済成長が著しく、来年度の国家予算が3兆ペソ以上(約7兆円)あるとのこと。
6年前は1.5兆ペソだったので、なんとこの数年で2倍になってるんですね。驚きです。

(写真はネットより転載)
そして、そのお金が、これまでは政府による利益誘導で、各地の有力者に開発予算としてばらまかれていたんですが、
ドゥテルテ政権はこれを全部やめて、上記の健康保険と大学授業料の無料化に使うことにした、というわけです。

(イラストはネットより転載。利益誘導を英語で「Pork Barrel」といいます)
そんな、今から言い出して来年ってもう再来週だけど、間に合うわけないよね?って感じですが、その意気やよし、です。
フィリピンという国の大きな問題は「医療と教育に貧富の差がはっきりと出る」ことだとずっと思ってきていましたが、
その点に大きな改善の意思がみられるわけです。これは期待したいですね。

でも、利益誘導で得をしていた既得権益層からの反発は必至です。
ミンダナオ島は特に利益誘導が酷かったようなので、これが新たな火種となって問題が起きないか、ちょっと心配です。
今後も動向を見守りたいと思います!
年末ということで、2016年の会計報告です。
収入が852万2844円、支出が840万2341円ということで、
集まったお金を文字通り大切に使うことができた1年だと言えると思います。みなさん本当にありがとうございます!
去年がものすごいのでちょっと全体に減ってしまったように見えますが、例年並みの十分な収入と言えます。
寄付の額は減っていますが、今年から飛躍的に伸びているのが「販売」と「IT収入」です。
寄付にばかり頼らずに、ゲストを迎え、竹サックスや竹スピーカーを作り、そして頭を使ってITも活用して、
今後もHOJの運営を安定させていきたいと思います。
では次に支出の方も見てみましょう。

こちらは見ての通り、人件費や運営費は例年並みに抑えつつ、「企画費」すなわちプロジェクトにお金を回したことが分かります。
今年は去年から続いていた「ジーププロジェクト」を完遂した他、「ライオンハウス改築」そして「サンロケ小学校給食プロジェクト」と、
大きなプロジェクトを立ち上げ、実行することができました。ありがとうございます。

かわいそうな子たちのために寄付してください」というスタイルではなく、
「楽しいから遊びに来てください」「楽しい話をするので聞きにきませんか」「楽しいものを作ったので買ってください」という、
「楽しい」ことを主軸とした運営方針を取ってきたハウスオブジョイ。

そのことを理解し、支えてくださる方がたくさんいることを、本当に嬉しく思います。
これからも、「楽しい場所」として、こどもたちを迎え、みなさんを迎え、卒業生たちを迎え、運営していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします!