• 06
    09
    日系人調査に行っていました

    用事があってダバオに来ており、更新が滞っております。すみません。

    何をしていたのかと言うと、昔のよしみで、「日系人のインタビュー」に同行していたんです。
    日系人の話はHOJとは直接関係ありませんが、ミンダナオ島という場所の歴史を知る上で、
    みなさんにも知ってほしいので、ブログに書きたいと思います。
    ※※※※※※※※※※※※
    今回私たちが話を聞いた方は80歳のおばあさんで、「お父さんが日本人」という方です。
    8歳のときに戦争が始まってすぐにお父さんを亡くし、山に隠れて暮らしていたそうです。

    日本人の血が入っていることが周りに知れると「敵か!」と虐められるので、日本語を封印し、
    家族の写真などもすべて捨てて隠れるように暮らしていた日系人がたくさんいたんです。

    でもそんな状況は80年代に一変し、日系2世は日本国籍を認められ、
    3世までが日本に出稼ぎに行けることになりました。
    隠れていた日系人たちがたくさん「私は日系人です!」と名乗りを挙げました。

    しかし日本語が話せない、家族の写真や手紙などの証拠を持たない日系人たちの多くは
    日本の役所からすれば「自称日系人」でしかなく、日本国籍を認められることはありませんでした。
    今回お話を聞かせてもらったおばあさんも、この、国籍を認められなかった日系人なんです。

    取材に対して彼女は「わたしは日本人。死ぬまでに私が日本人だということを認めて欲しい…」と語りました。
    そして「お父さんの思い出の歌」と言って、歌を歌ってくれました。
    その歌詞はかなり曖昧になっていましたが、ところどころ、ちゃんと日本語に聞こえました。
    「みなとのあかり」「むらさきの」「ああ、ああ」…

    ネットで検索してみたら、これ、1937年に流行した「支那の夜」という有名な歌なんですね。
    その後、美空ひばりさんもカバーしているので、みなさんの中にも知っている方は多いんじゃないでしょうか。

    お父さんを亡くしてから70年以上、彼女は思い出としてこの歌を大事に歌い続けてきたそうです。
    気持ちや思いを一生に渡って保存する究極のインフォメーション・テクノロジー。
    歌ってすごいですね!

    彼女の「私を日本人だと認めてほしい」という思いが、叶いますように…。


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    06
    07
    NOIZ奨学生のミーティングを行いました

    今日は朝から奨学生たちを集めてミーティングでした。
    16年前に近隣の学校に通えない子たちを支援するためにはじまった「カシンカシン奨学金」ですが、
    現在は資金提供してくれているロックバンド宇宙戦隊NOIZの名をとって、「NOIZ奨学金」と呼ばれています。
    _3
    フィリピン政府もこどもの就学率の低さに対して何の対策もしていないわけではなく、
    サンイシドロ地域でも行政からのサポートで小学校に通える子が増えてきています。
    しかしその一方でハイスクールが4年制から6年制になったことで
    ハイスクール中退者」がものすごく増えているのも事実です。
    _4
    ということで、昔は100人以上の小学生をサポートしていた奨学金ですが、
    近年は高校生、そして大学生のサポートに重点をシフトし、
    そのぶん1人あたりにかかるお金も大きいので、人数は70人程度になっています。
    _5
    今日のミーティングでは奨学金プログラムの概要を説明してから
    みんなで宇宙戦隊NOIZのDVDを見て、一緒に歌ってから1年分の文房具をひとりひとりの子に渡しました。
    フィリピンの学校は「授業料」は無料でも、文房具や学級費などの修学費用が払えなくて
    修学を断念するケースが多いんです。
    _6
    今後も貧困の連鎖を断ち切るために、若い世代の教育に力を入れていきたいと思います。
    みなさん応援よろしくお願いします!

    (カメラが故障して修理に出しているところなので、携帯で撮った写真です。いまいちな写真ばかりですみません…)


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    06
    06
    学校が始まりました!…が。

    さあ、学校が始まりました!…が、いまいちまだ通常の授業は始まっていないようで、
    こどもたちは学校に行ったり戻ってきたりを繰り返しています。

    意外と真面目に授業をやっているのは「特殊学級」です。
    レナンが「今日はこんなに勉強したよ!」と自慢げにノートを見せてくれました。
    このやる気が持続すればいいんですけどね…。気長に見守ろうと思います。
    _5

    同じく特殊学級に通っていたローサですが、今年で18歳になるので、
    学校に通うのはやめて、HOJでスタッフのお手伝いをしながら、できることを増やしていこう、
    ということになりました。薪の火おこし、米炊き、皿洗い、水汲み、洗濯など
    日常のことを人取りできるようになってくれれば、と思います。
    _4

    ハイスクールになったドドンはスタッフたちから「人が変わったように真面目になった」と評判です。
    毎日何かイタズラをしては叱られて謹慎処分をくらっていたドドン。
    やっとティナイタイに連れて行ったのが効果アリだったのでしょうか?
    もっと早く連れてってやればよかったですかね?(笑)
    _1

    アビゲルと一緒に幼稚園に通い出したアンジェロは今日もゴキゲンです。
    年齢的にはジェレミーたちと同じく2年生くらいのはずなんですが、
    「幼稚園に1年通わないと小学校に入れない」システムなのでしょうがないんです。
    まあ、本人はちびっ子に交じって「ボクが一番優等生なんだよ!」と嬉しそうなので、
    それはそれでアリってことにしましょう。先は長いですけどね。
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    ちなみになぜかみんな濡れているのは、さっきまで大雨が降っていたからです。
    雨の中で遊んでいて、アンジェロが「水たまりの中に1ペソ落とした!」と言って大泣きしてるのを、
    みんなで大捜索して発見したところだったんです。
    _3
    手伝ってあげていたのか、見つけて自分のにしようとしてたのかは謎ですけど、
    無事にアンジェロが見つけたのでめでたしめでたし、でした!(笑)


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