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    26
    シャロームハウスのこどもたち

    今日はダバオにロングステイされているヤマグチさんとハナダさんがHOJに遊びに来てくれました。

    定年退職後、夏と冬は避暑と避寒でダバオで過ごしているというハナダさん。
    避寒のほうはみなさん納得するでしょうが、避暑というのは、え?と思うでしょうね。
    でも、本当に日本の夏よりはダバオのほうがすずしいんですよ。
    昼に学校からごはんを食べに戻ってきたこどもたちと一緒に歓迎会。
    おみやげにもらったお菓子でこどもたちは大喜びでした。

    それから、シャロームハウスへ行きました。
    釣好きなハナダさんは、ここに長期で滞在できますか?と眼を輝かせていました。
    ヘミングウェイの世界ですね。
    シャロームに行くとこどもたちが寄ってきます。
    半年前はここで1ヶ月以上過ごした中川神父とこどもたちは久々の再会です。

    シャロームと言えば、先日マティの病院に入院していた元HOJの奨学生のメロディーナが、
    無事に退院して実家に戻っていました。尿路感染症(UTI)という病気だったそうです。

    花の前でポーズをとるくらいの余裕はでているようで、ホッとしました。
    海岸でこどもたちが獲ってきた貝をより分けていました。これから市場に売りに行くようです。

    「児童労働」という言いかたをすれば、とてもかわいそうなことに思えますけど、
    兄弟や幼馴染とこうやって一緒にいる姿は、なんだか日本のこどもたちより楽しそうにも見えます。

    「しあわせ」について少し、考えてみてください。

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    01
    24
    お金持ちな国はどこ?

    土日の空いた時間に、女の子たちはよくホウキを作っています。

    ヤシの葉を使って器用に作っていきます。

    この作業、木陰でみんなで座っておしゃべりしながらできるので、
    そんなにみんな嫌いじゃないんですね。
    今日は私が一緒にいたので、「世界のいろんな国」の話で盛り上がりました。

    マリテスが学校で「フィリピンは世界で75番目に金持ちな国だ」と習ったそうで。
    じゃあ1番はどこなの?アメリカは何番?日本は?韓国は?ノルウェーは?と、
    知っている国名で次々に質問を受けました。

    ちょうど私は色んな国に友達がいたり、そういうことを大学で教えていた経験があったりするので、
    せっかくなので、ちゃんと教えてみることにしました。
    1番お金がある国はアメリカで、2番が中国、3番が日本だよ。
    で、実はフィリピンは50番以内に入るくらいの国なんだ。世界に200くらい国がある中でね。
    こどもたちは結構びっくりします。え?フィリピンって貧しいんじゃないの?と。
    そこで逆に質問してやります。
    1万ペソ持ってる10人家族と、5千ペソ持ってる3人家族は、どっちか金持ちか、分かる?
    さすがに大きい子たちは、後者のほうが金持ちだとすぐ分かります。
    そうか、国にお金がいっぱいあっても、人がたくさんいると、金持ちじゃなくなっちゃうのか、と。
    みんなで分けたとき、金持ちだらけになる国はどこか、っていうふうに調べると、
    みんなが知ってる中では、スイス、ノルウェー、アイルランド、あと、アラブとかシンガポールだね。
    日本は20番ぐらいかなあ。思ったより大したことないだろ?(笑)
    さっき2番だった中国も、人口がすごく多いから、これだと100番くらいになっちゃう。
    ちなみにこれで計算するとフィリピンは120番くらいだなあ。

    人が多すぎると貧乏になる、ということが、ここどもたちは身にしみて分かっているので、
    この説明にはかなり納得していました。
    あと、金持ちとそうじゃない人の差が大きい国は、この順位が高いのに、
    貧しい人がたくさんいる国になっちゃうんだよ。南アメリカはそういう国が多いかな。
    フィリピンも差が激しいから、貧しい人が多い国になっちゃってるね。
    聞いていたアンギンが「私が大統領になったら金持ちのお金をみんなに分けさせるのになあ」と
    つぶやきました。
    小学校6年生のアンギンのほうが、歴代のフィリピン大統領より、断然賢いですね。
    ちなみにここから、「じゃあ、どこの国の人と結婚するのが一番いいか」みたいな話になりました。
    こらこら、君たちの興味はそこかい!(笑)

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    23
    40年ぶりの来訪者

    さて、HOJに戻ってきました。やっぱりダバオオリエンタルはいいですね。

    一週間ぶりに戻って、しみじみと思いました。

    マニラの日本人の子はどうだった?こっちに来るの?と女の子たちは興味津々でした。
    ここに来てこの子たちと一緒に過ごせば、ぜったいに元気をもらえること間違いなしです。
    さて、一週間どころか、半年ぶりに戻ってきたのは神戸の中川神父です。
    「雪がないってのは身体がホっとするな~あ」と顔をほころばせています。

    そして、昨日から、40年ぶりにミンダナオにやってきた、阿部さんが、一家でHOJに来ています。
    青年海外協力隊の黎明期に、畜産指導の隊員としてダバオに派遣されていた阿部さんは、
    ダバオの近代化した姿に、驚いていました。
    今日はさっきまでマティのダヒカン・ビーチに行っていたんですが、
    「ここは全然昔と変わっていない!」と、大喜びでした。自然って偉大ですね。

    40年前は、戦争の記憶が生々しくて、まだフィリピンの人々の対日感情は悪く、
    協力隊員は、石を投げられたり、銃をつきつけられたりと、相当の苦労があったそうです。
    そんな中で阿部さんたちががんばってくれたおかげで、信頼関係ができていき、
    30年前、協力隊員として烏山さんがダバオオリエンタルにやってきたとき、
    人々は烏山さんをとても温かく迎えてくれたんです。
    そういう意味では、HOJの誕生の立役者の一人ともいえる存在なわけです。
    本当に、ありがとうございました。ぜひいつでも遊びに来てくださいね!
    40年後、誰かが知らずに恩恵を受けているような、そんな努力。
    多くの先人たちに感謝しつつ、後世の人たちのためにも、がんばります!

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