こどもたちの人数が少ないので、最近はみんなで一緒に食卓を囲んでいます。
こちらはきのうの晩ごはん。みんなでシチューを食べました。
そしてこちらは今日の昼ごはん。ジャックフルーツのココナッツミルク煮、私の大好物です。
こうやって外で食卓を囲むのも気持ちがいいです。
普段はなんとなく得意な分野に分かれてお手伝いをしているので、
料理の手伝いは大きい女の子たちがやることが多いんですが、
人数が少ないとそんなことも言っていられません。ジェイエムもニンジンを切るのを手伝ってくれました。
うーん、似合わない。(笑)
やっぱりこっちが似合いますね。
BMXの基本技で、こうやって前輪に乗って片足でタイヤを動かして一輪車のようにバランスをとる技があるんですが、
もうかなりできるようになってきました。さすがの運動神経です。
マンゴーが次から次へと実っています。まだまだ取り尽せません。
ワイン通な友達に、雨が降らない年のほうがブドウはおいしくなるんだ、なんて話を聞いたことがあるんですが、
ひょっとしてマンゴーもそういうのがあるんでしょうかね?
みなさん、たぶん来月いっぱいくらいまでマンゴーは食べ放題です。ぜひお越し下さいね!
あい変わらず雨がふらないミンダナオですが、おかげで改築作業はものすごくはかどっています。
鉄筋が組み終わったので、早くもコンクリートを流し込む作業に入りました。
セメントと砂と砂利を1:2:3の割合で混ぜ合わせて水でこねると「コンクリート」になります。
砂とか砂利を混ぜるの?ケチケチしないでセメントで作ればいいのに、と思うかもしれませんが、
砂とか砂利を混ぜることで、断然強度が増すんですよ。
ただし砂や砂利は海から取って来たものだと、塩分を含んでいるので、鉄筋を錆びさせてしまいます。
なので、鉄筋コンクリート用の砂や砂利は、海ではなく、川から取って来たものを使うのが鉄則です。
こら、子犬たち!そこの山崩すと大工さんに怒られるぞ!
混ぜる作業ももちろん手作業。
セメントと砂と砂利を混ぜてクレーターみたいなかたちを作り、そこに水を流し込んで池を作り、
その池に少しずつ外側の砂を、水がこぼれないように入れていきながら混ぜ合わせます。
ちなみに彼はウラワに住んでいる、マリアフェの旦那、カカイのお父さんです。
最近赤ちゃんも生まれたので、ミルク代を稼ぐために、この改築作業に参加してくれているんです。
私は学生の頃「ボランティア」としてフィリピンに来て、この作業を延々としていたことがありますが、
それは、彼のような若者の仕事を奪う行為だったんだなあ、と今になって痛感します。
まあ、その下地があるからこそ、今の私があるともいえるんですけどね。
余ったセメントを分けてもらって、小さなジャンプ台を作ったジェイエム。(笑)
前輪は余裕で浮くようになってきましたが、後輪を浮かせるのがまだ難しいようです。
今度は角材を貸してもらってその上を走る練習をしてみる予定だそうです。
なんだかこの調子で行くと白バイ隊員にでもなれそうですね!
男子棟の改築と並行して、ジープの塗装作業も始まっています!
…ってあれ?赤くする予定なんてありましたっけ?
と思ったら、この赤いのは下地なんです。
これをキレイに塗ることで、表面の凹凸などをなめらかにし、さび止めにもなるそうです。
こちらの職人さんも小柄ながら、ものすごい手先の器用さです。
やっぱり職人ってかっこいいですね!
大工仕事や塗装にはもってこいなのですが、ここ1ヶ月以上、ミンダナオ島東部ではほとんど雨が降っていません。
HOJ敷地内の植物も乾いてしまって、人数が少ない今、水やりも大変です。
そこで、先日来てくださった足利中央ライオンズクラブのみなさんからいただいた資金を使って、
水やり用のホースを買ってきました。これでひとまず、花や野菜たちは大丈夫そうです。
しかし、1ヶ月以上雨が降らないのは深刻な事態です。
水力発電に頼っているダバオ市は連日5時間を超える停電があり、
水道局の水の供給も制限されていて、断水続きだそうです。
そういった生活上の問題だけでなく、農業にも大きな影響があるので、数か月後の物価の高騰が予想されます。
さらには、各地で山火事が頻発しており、フィリピンで一番高い山、アポ山では1週間にわたって火の勢いが収まらず、
350ヘクタールもの森が焼けてしまうという惨事が起きています。
以上のことを考えると、山の方で小さな畑を耕しながら細々と暮らしている貧困層の人たちの生活に、
これから悲惨な状況が襲い掛かることが予想されます。
HOJとしてできることがないか、注意深く様子を見守りながら考えていきたいと思います。