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愛と優しさ
CATEGORY : ハウスオブジョイ日記
(注意:今回は写真集です。本文と写真は関係ありません。読みたくない方は写真をご覧の後、即座にブラウザを閉じてください。)
愛を語る上で優しさは欠かせない。
愛という漢字にも、優という漢字にも、真ん中に心が入っている。それが真心というもの。
優しいという事は、どんな才能にも勝るものである。優秀とは優しさに秀でるという事であり、優しさがなければどんな才能があっても価値はない。
以上は先日烏山さんがビジターさんに対して語っておいでた事です。
愛は優しさである、とも言い換えられると思うのですが、では優しさとは何でしょうか?
(アルチ・アルセル)
あるビジターさんと僕の会話の中の出来事です。
彼は海外でボランティアを志す青年です。
常に紳士であらねばならないと自分に言い聞かせ、世界のいろんな人と会話をし、触れあいを持つことが優しさを持つという事の一歩であるとの持論を持っていました。
(バネッサ)
しかしそう語る彼のここでの行動は、必ずしもその持論と重なっているとは思えなかった。
誰とでも語るという彼の相手は異性が多く、またその事に苦しんでいるようにも見えた。
そこで僕は彼に尋ねてみました。
「海外でボランティアをするという事はどういう事?」
「海外には貧しい国も多いから、そこで自分自身が出来る事をその国で施したいんです。」
「でも、それはまず日本でも出来る事じゃないの?」
「まあ、そうなんですけど・・・。」

(ピンピン・ディンディン)
僕があえてそれを聞いたのは、キリスト教の唱える「隣人愛」というものが頭にあったからかもしれません。
汝の隣の人を愛せよ。つまり自分の身近にいる人に優しさを与える事が、愛というものの根底だという考え方です。
「君がまず世界の人に施す前に、例えば友達、例えば彼女、例えばご家族、身近な人々にまず紳士的に接するのが先じゃないのかな?その辺はどう?」
「・・・・・・。」
聞けば、彼は両親はご健在なのですが、父親とは不仲で、母親とも最近は言い争いが絶えないとの事。
そして友達も思った程多くなく、彼女とも別れたりまた仲良くなったりと、なかなか不安定な毎日を送っているようでした。
「君はもっと自分に自信を持った方がいい。そして難しいかもしれないけど、お父さんお母さんを大事にすべきだ。少なくとも人に親切に出来る与力があるんならね。」

(マリテス)
実はそう言う僕も彼とよく似た境遇でここにいます。ボランティアは志していませんが。
僕の場合はもう一回り酷い状況で、父親母親だけじゃなく、家族が離散状態です。
そして残念な事に連絡すら取る気にならないくらい気持ちは冷めていて、むしろそれが楽に思えているという現状です。
人にアドバイスを送っている場合ではなく、実は自分こそがどこかで家族に優しさを持たねばならないのです。
(ジュリアン・ジョアン・ロジャー)
HOJの子供達も一家離散だったり、親が死んでいたり、貧乏で子供を手放したり、という境遇が多いのですが
子供達はそれを恨む事はなく、むしろ家族の(あるいは血縁の)傍に戻れるんなら戻りたいと思っている子が多い。
それはきっと、HOJの子供達に対する優しさがきちんと彼らに伝わっているからかもしれません。
そしてその優しさというものは、他の家族のいる普通の子達と同じように、自分の子供、孫に受け継がれていくのだと思います。

(ジェーン・ジョリーナ・ジェリカ)
彼は周囲の助けもあって、子供達と触れ合いを持ち、子供達から何かを学び、感動の心を持ってHOJを後にしました。
僕も彼のように、優しさとは何か?という事をもっともっと考えなければいけないなと思います。
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