(注意:本日は写真集です。ですが、内容文章と写真は一致していません。本文に興味のない方は文章を読み飛ばして、写真だけ見てブラウザを閉じてください。)
タイトルの一文は、僕の好きな歌の一節です。
モテたい男が女の子を振り向かせる為に無理をする悲哀を描いた歌なんですが、
この一言は恋愛のみならず人生にも同じ事が言えるんじゃないかと思っています。
つまり、今の世の中は(特にフィリピンでは)人を愛する(助ける)にはお金がかかるという事です。
食べるにも、学校に行かせるにも、服を着させるにも、どこかに行くにも、とにかくお金です。
逆に言えば、お金があれば大抵の事は解決出来るわけです。
HOJでもその事は例外ではありません。
子供の養育にはいろんな点でお金がかかり、且つ何十人もの子供達を養わなければならない事を考えれば、いかにここがフィリピンとは言え、容易ではない事がおわかりいただけるかと存じます。
ここにボランティアを勉強したいと思っている方々も大勢いるかと思いますが、子供に奉仕活動をするというよりも、子供が必要としている物を揃える方が遥かに役に立つ。
それも現地の事情(物価や状況)を考えれば、お金が一番奉仕に向いているとも言えます。
つまり最大の奉仕はドネーション(寄付)が一番という事になります。
しかし、ドネーションだけをすればそれで全てが潤うわけではないと烏山さんはお考えです。
やはり現地に来て、子供達と接し、現地で何かを得て、日本に帰ってそれを還元する。
それが日本の為でもあり、フィリピンの為でもある、と考えておいでるわけです。
それと、日本人はとかくお金の事を言葉で触れたがらない。
その緩衝材の役割としての何か、という事で「滞在費」という概念が存在していると思います。
幸いにして、ここを多く訪れる訪問者の方々はその概念をいちいち説明せずともご理解いただき、中には定められた滞在費用以上を置いていかれる方もおいでます。本当に頭が下がります。
何気なくそういう事をするのは難しいと思うのですが、HOJは必要以上の重荷を両者(ドネーションを受ける側と与える側)に負わせないという点で成功しているように思えます。
ところが残念な事に、時々その概念が理解出来ない方々も訪問される事があります。
烏山さんやスタッフは優しいので、あまり表立って文句を言ったりという事はないのですが、僕なんかは同じドネーションを与える側として、恥ずかしい思いもするし、また苛立ちを覚える事もあるわけです。
例を具体的に挙げるのは避けますが、烏山さんに金銭的に迷惑をかけるのは、結局は子供達に迷惑をかけるのと同意になると思います。
そういう訪問に価値があるのか?、本当にそれでその人自身が幸せになれるのか?という疑問が付き纏います。
「見える行動で見えない愛を表現したい」はHOJのモットーでありますが、金銭的なドネーションは、そのモットーの基本、というか最低条件だと思います。
その事は滞在者として、訪問者として、強く念頭に置かなければならない事だと思いますが、いかがでしょうか?
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