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    昔の教え子

    私は昔、ダバオで教師をしていました。

    日本とフィリピンを行ったり来たりして成長しているこどもたちに関わる
    仕事をやっていたんですけど、そのときの教え子が、ハウスオブジョイに来てくれました。
    当時小学生だった子が、今ではもう19歳。アルソンと同い年ですね。
    ビサイヤ語も日本語もペラペラなので、なんとか将来はそれを生かした仕事がしたいとのこと。
    はじめて「孤児院」にやってきて、いろいろと戸惑うことも多かったと思いますが、
    「こういうところで働くには、どんな大学とか行けばいいんですか?」なんて質問されて、
    元・教師としては嬉しい限りです。
    ウラワではサッカーが盛り上がっています。
    ちゃんとタテヨコのラインを引いて、ルールに則ってやっています。
    長期滞在者としてやってきたヨシさんが、小学生の頃からゴールキーパーを
    ずっとやってきたという、筋金入りなので、さっそく「木か竹でゴールを作ろう」という話になってます。
    ゴールがあったら確かに盛り上がりそうですね!
    クリスチャンは初めてのウラワ・ビーチ。存分に楽しんでました。
    ハウスオブジョイに戻ってきてから、なにやら不思議なことをしています。なんでしょう?これ。
    手に持っているのは、ヘコッっと押すとピョンと飛ぶカエルのおもちゃの成れの果て。
    それを使ってクリスチャン、耳に入った水を乾かそうとしてたんです。
    なるほど、なかなかに賢い子かもしれませんね。自分で工夫するのはすばらしいことです。
    夕方、とつぜん大雨になったので、薪用にウラワでとってきたヤシの枝を、
    大急ぎで雨に当たらないところへ移しました。そのときのジェリコ。
    ずいぶんたくさん持ちましたね!すごいねって言ったらものすごくうれしそうでした。

    そんなポーズとってたら、落としちゃうぞ!

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