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    祭りの夜

    昨日のつづきで、フィエスタの話です。

    祭りのメインイベントは、古今東西、夜にあるものなのです。
    サンイシドロの町にも、夜祭の出店がやってきました。
    夜祭の出店といっても、日本みたいな金魚すくいやわたあめなんかじゃありません。
    現金を賭けた「ローカル・カジノ」です。
    これ、なんだと思います?
    20ペソ札が壁に貼ってあって、そこに風船がとりつけられていますね。

    そう。これは射的ゲームの的です。
    首尾よく風船を割ることができたら20ペソはあなたのもの、というわけ。
    ちなみに、こんなにしぼんだ風船は、BB弾のエアガンでは、絶対に割れませんのでご注意。(笑)
    こどもたちはこうやって社会の世知辛さと、いっそその世知辛さを楽しんじゃう心構えを
    身に着けていくんですね。いやあ、フィリピン社会、恐るべし。
    こちらはコインを投げて、升目の赤いところにとまったら4倍になるというゲーム。
    ローサ、ジョネル、マリテス、アナリンたちが挑戦しました。もちろん結果は大赤字です。

    ロジャーはビー玉が赤、緑、黄色、白のどの升目に止まるかに賭ける、
    ルーレットのようなゲームにはまっていました。

    一時期は持っていたなけなしのお小遣いが倍くらいには膨らんだんですが、
    引き際を見誤り、結局全額すりました。まあ、カジノの楽しみ方としては正しいんですけどね。
    クリスティーンやマリリンたちも真剣な顔でゲームに挑戦していました。
    この集中力。やればできるんじゃないか!君たち!
    ちなみにほとんどみんななけなしのお小遣いをすってしまい、
    やたらに堅実なジェプリルだけが、10ペソの予算のうちの7ペソを携えての帰宅となりました。
    まあ、その7ペソも、帰宅途中にはお菓子に変わってみんなの胃に収まっちゃいましたけどね。
    ううう。人が好すぎるよ、ジェプリル。
    賭け事そのものに対しても、こどもが賭け事をやることに対しても、
    道徳的にいろいろと問題点もあるのかもしれませんが、これがフィリピンの田舎の祭です。
    ちなみにロジャーは来年に向けて「狙ったところにビー玉を投げる練習」に勤しんでいます。
    来年も巻き上げられちゃうこと間違いなし、ですね(笑)。

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