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こどもたちの実家暮らし
CATEGORY : ハウスオブジョイ日記
せっかくマナイまで行ったので、帰り道がてら、何人かのこどもの家を訪ねました。
最初にいったのはジェフリーのおばあちゃんの家です。
残念ながらジェフリーはどこかに行ってしまったらしく、
最近はおばあちゃんも姿を見ていないそうです。
変なことに巻き込まれていないといいんですが…。

ちなみに、このおばあちゃんはフィリピノ語でもビサイヤ語でもない、
マンダヤ語という現地語を話します。
久々に全然言葉の通じない人と話しました。私もまだまだです。
次に訪ねたのはピンピンとディンディンの家です。
昔は草むらの掘っ立て小屋に住んでいたこの家族ですが、
お兄ちゃんたちが成長し、働くようになり、それなりの暮らし向きができるようになりました。

なかでもがんばっているのが、HOJ卒業生のドです。
はじめは道端で靴や傘の修理をしてコツコツとお金をため、
そのお金でこの自転車を買って、町中をまわって修理の仕事を引き受けています。

最近ではさらにもう一台、荷台つきの自転車を買って、
町中を仕事で回ったときに目をつけた鉄くずなどを集めて、業者に売って副収入にしています。
念願のテレビはついに買うことができました。次の目標はバイクだそうです。
がんばれ、ド!!
みんな夏休みを実家で楽しく過ごせているわけではありません。
家に顔を出してみたら、ジョアンが泣きながらしがみついてきた、ということで、
アイダさんがジョアンを連れて戻ってきました。

虐待とかを受けたわけではないんですが、
ハウスオブジョイで物心のついたジョアンにとっては、
小さな家に約20人がひしめきあうように暮らし、おかずは塩だけ、という生活は、
たとえ数週間でも、肉親といっしょでも、耐えられないものなのかもしれません。
少しずつ、ゆっくりと、実家との溝を埋めていってやりたいと思います。
ちなみに、なにやら実家にいるときに、足にイボのようなものがポツポツと出来たそうで、
それをとるために、ロウソクのロウを垂らして、なにやらやっています。

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