ジェレミーが持っているこの楽器、ご存知ですか?
南米の楽器で、「サンポーニャ」と言います。いい音のする素敵な楽器ですが、
楽器の中では、習得は結構大変な部類に入ります。私が言うんだから間違いありません。
で、今回は、これの巨大版を作ろう、というのが私の企みです。
竹の長さの差を利用して、木琴ならぬ、竹琴(ちっきん)を作ろうというわけです。
まずは私の計算にしたがって竹を切り、それから誤差を削って調整します。
ちなみに手伝ってくれているのはHOJ卒業生のキットキットです。
ドラムをやっている大学生の彼は、「楽器作りなら俺も参加したい!」と、
私のプロジェクトを手伝ってくれているのです。頼もしい仲間です。
切りそろえた竹は、並べてマニラ麻の荒縄で縛って固定することにしました。
ここでクギやら接着剤やら使ったら、何か雰囲気ぶちこわしですからね。
ちなみに横で見ているジェレミーは、これが自分専用のイカダになると信じてました。(笑)
半日かけて、ついに完成!試作品なので見栄えはあまり気にせず作ったのですが、
逆にネイティブな感じが出てかっこいいと思うのは親バカみたいなもんでしょうか。(笑)
これはぜひ音を聞いてもらいたいと思ったので、遅ーいネット回線ですが、1時間かけて、
十秒ちょっとほど、動画をアップしました。私とノエルの合奏です。見てやってくださいな。
ベース音とパーカッションを同時にこなす、素晴らしい楽器になりました。
相当使い勝手もいいし、教えやすい楽器なので、竹楽器隊の中心に据えたいと思います。
夏までにもう一台つくって、日本に持って行こうかと思ってます。誰かやる人いませんか?(笑)