竹音楽隊の花形楽器、「竹琴(ちっきん)」がまた壊れてしまったので修復することにしました。
しっかりと固定するために、これまでゴムをつかっていましたが、これ、その時はいいんですけど、やっぱり老朽化が早いんです。

ということで、今回は現地語で「フアイ」と呼ばれている籐で縛ることにしてみました。
現地では屋根を葺くときや、建築現場の足場を組む時にも使う、とっても頑丈な植物です。
ただ、縄やゴムと違って、これを自在に縛るために使うのは容易な技ではありません。
でも大丈夫!HOJには最強のスタッフコンビ、フィデルさんとドドンさんがいるんです!

まるで紐のように自在に結んでいますが、これ、ものすごく難しいんですよ。力もいるし…。
いやー、私はまだまだへなちょこです。精進せねば!

せっかくなので音色の響きの悪い筒を交換したり、高音域の半音を足したりして、1日がかりで作業は終了!
ご覧ください!竹琴、バージョン4.0です!2人の顔をみれば分かる通り、すばらしい完成度です!

夕方、学校から帰ってきたこどもたちも大喜び!
ジョリーナは竹琴の音を聞くや、着替えることもなく飛んで来て、一心不乱に叩いてました。
インダイガマイも「今度の録音の時は私もこの楽器やるー!」と乗り気です!

作業のコツは分かったので、明日「ベース竹琴」と「ソプラノ竹琴」も修復します。
あー、やっぱり楽器製作は楽しい!竹琴も販売できたら最高なんですけどね。誰か買いませんか?