実は昨日、わたくし、不覚にもウニを踏みました…。
ウラワビーチにいるウニはほとんどがガンガゼという種類のやつで、
刺さるとかなり痛いんですが、まあ、2~3時間もすれば痛みはひくし、
翌日には刺されたことさえ忘れるくらいなんともなくなるので、
踏んだ瞬間は、あー、またいつものやつだ、と思ったんですが。

刺されてから5分くらいして、膝下あたりまで痺れてきたので、ん?これはいつもと違うぞ?と思い、
漁師の村で育ったスタッフのマーリーさんに「いつもと違って痺れる感じなんだよね」と言ったら、
「あんた、それ、ウニじゃなくてオニヒトデじゃないの?」と言うではありませんか!衝撃!
オニヒトデというのはサンゴ礁に住む危険なやつで、その棘にはスズメバチと同じくらいの危険な毒があります。
体の弱ったこどもや老人が踏んで、ショック死したなんて話もあるほどです。
過去に何度か、駆除した話をブログで取り上げてますよね。

これは大変、ということで、すぐに応急処置です。
もちろんすぐに病院に行けるならそれが一番いいんですが、年始の日曜日、ダバオオリエンタルに開いている病院はありません。
大丈夫、こんなのうちの村じゃしょっちゅうよ、という漁師の村出身のスタッフ、マーリーさんを信じて応急処置してもらうことにしました。
まずはヤシ殻を燃やして炭にします。そして赤熱しているところにゴムをたらして燃焼させます。
刺された部分を燃えているゴムにできるだけ近づけて、出てくる煙でいぶすようにします。

同時に、なんでもいいから赤い布で包帯をして、毒が上に登っていかないようにします。

オニヒトデなどの毒はタンパク質なので、熱いお湯につければ毒の効果をおさえられるというのを読んだことがあるので、
火に近づけて暖めるのはなるほど、という感じでしたが、なぜにゴム?なぜに赤い布?
赤い布の謎は分かりませんが、後で調べたところ、ゴムは燃焼温度が木や炭よりずっと高いんですね。
なので、ゴムを燃やしたほうがより熱で解毒できる、ということなのかもしれません。
そしてその効果のほどは…驚くほどてきめんです!5分ほどで痺れはなくなり、30分ほどで痛みもほとんどなくなりました。
その後腫れたり膿んだり発熱することもなく、踏んでから30時間ほどたった現在、まったく痛みはありません。
すごい!地元漁師の知恵、恐るべしです!

オニヒトデだったらこどもたちも危ないので、痛みがなくなった時点で、踏んだとおぼしき場所を捜索しましたが、
いるのはウニだけで、オニヒトデはいませんでした。あーびっくりした。たぶん何かいつもと別の種類のウニだったんでしょう。
ネットで調べたところ、ウニの毒にも熱での応急処置は効くらしいので、私のケースはたぶんそれだったんだと思います。
ちなみに他にもいろいろな応急処置の方法をマーリーさんに聞きました。一番効果があると言われたのがこれです。
「ハチとかウニに刺されたらね、絶対にアッとか、痛いとか叫び声をあげちゃダメ。
で、ハチに刺されたときは近くにある花びら、ウニの場合は海藻を取って、口に入れてよく噛むの。
でも、飲んじゃダメよ。その口の中の唾を、刺されたところに塗るのよ。そしたら全然痛くなくなるのよ。本当に。」
えーーーーー?コレはいまいち信用できないんですけど…。本当なんでしょうかね?
そもそも、痛いときにとっさに痛いって言わうのを我慢するって、コントロールできるもんなんでしょうか?
これは刺されてパニック状態になるのを防ぐための知恵かもしれません。
毒ではなくパニックで呼吸困難に陥るケースなどもあるそうなので、それだけでも十分な知恵ですよね。
いや、本当かもしれませんけど。信じてないわけじゃないですよ、マーリーさん!(笑)
というわけで、新年早々のウニ騒動でした。
今度ビーチに行ったときに駆除がてら、かたっぱしから獲って食ってやろうと思います。(笑)