ハウスオブジョイ出身のパーリージョイが結婚式を挙げる!と聞いて、教会に駆け付けました。
なんだかものすごい人だかりです。パーリージョイってそんなに人脈広いの?ひょっとして玉の輿?(笑)

…と思ったら、今日は村の合同結婚式。村中の結婚したいカップルが集まって、一緒に結婚式を行っているんです。
カトリックの教会で正式にプライベートに式を挙げようと思ったら、フィリピンの田舎でも5万円くらいはかかるそうで、
そんな額は払えない!というカップルは、こんなふうにまとめて式をやるわけです。
今日はなんと140組が同時に結婚!ここまで大きな合同結婚式は村はじまって以来のことだそうですよ。

パーリージョイは小学生時代をHOJで過ごしました。ラブラブやマリテスと仲が良かったですね。
その後は親戚の家で暮らしながら、HOJの奨学生としてハイスクールに通い、大学生になってからは
HOJのアシスタントスタッフとして働いていた時期もありました。
大学で教育を学び一昨年卒業、去年教員資格試験に合格しましたが、
「非常勤の教師の仕事はとても給料が安い」ということでダバオのコールセンターで働いて、結婚資金を貯めていたそうです。
いやー、しっかり者ですね!

お相手はこちら、高校時代のクラスメイトだというメルキゼデクくん。自分の結婚式に感動して涙ぐんじゃうくらいの好青年です。
今、ダバオの町は超好景気で建設ラッシュなので、パーリージョイの入れ知恵で現場仕事をして新生活のための資金を貯めたそうです。
早くも奥さんの尻に敷かれている感がヒシヒシと伝わってきます。名前はものすごく立派なのに。(笑)

フィリピンの田舎では「正式な結婚にはお金がかかるから」という理由で、事実婚のカップルがほとんどです。
それが、こどもの出生届や就学手続もなおざりになってしている家庭が多いことの、ひとつの大きな理由ともいえます。
もっと言えば、それが事実上の離婚の多さにつながり、HOJに入ってくるような子が増える原因にもなっていると思います。

なので、HOJ出身の子がこうやってちゃんと教会で結婚式を挙げることは、嫌な連鎖を絶つ上で、ものすごく意味があります。
まあ、そんな小難しいことを考えるまでもなく、2人の顔を見ればこれがものすごく意味のある、幸せなことなのは一目瞭然ですけどね。(笑)
みなさん、パーリージョイのこの喜びの日を、一緒に祝ってください!パーリージョイ、おめでとう!!