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    「わざとじゃないよ!」

    先月HOJにやってきて、少しずつここの生活にも慣れてきたチムレイ。
    「おもちゃを勝手に使ってはいけない」というルールもすっかり覚えたんですが、
    借りたボールがブーゲンビリアの花の棘に当たってパンクしてしまって大焦り。
    「怒られる!」と思ってそれを隠していたことがバレ、
    「パンクさせたことが悪いんじゃなくて、それを隠していたことが悪い」と謹慎を喰らってました。

    そこから「わざとじゃない場合は隠さず言えば叱られない」を覚えたようで、
    先日、自転車がパンクしてしまった時も、すぐに謝りに来ました。
    うん、良い方向に成長しているぞ。

    と思ったら今日。チムレイが悪ふざけが過ぎてイージェイを泣かしまして。
    泣き出したイージェイを見た他の子たちに責められる雰囲気を感じ取り、
    「隠さず言えば怒られない」と思ったチムレイは一目散に私の所に来ると「わざとじゃないよ!」と言ってきました。

    これが本当にわざとじゃない、ぶつかっちゃったとかならいいんですが、
    今回の場合はあきらかにチムレイがイージェイにちょっかいをかけたので、「わざと」です。
    ちゃんと叱らなきゃいけない場面です。
    そんなわけで「わざと」とは何かを、いろんな具体例を挙げながら説明し、本人も納得したので、
    イージェイに謝ってからトイレ掃除で手打ち、ということにしました。

    HOJには、「やっていいことといけないことの境が分かってない子」がよく入ってきます。
    普通は家庭で、親や兄弟に叱られる中でそのラインを自然に覚えていくわけですが、
    機嫌次第で暴力をふるう大人に育てられたり、親戚中をたらいまわしにされて育った子は
    このラインを覚えないままに成長してしまうんです。
    でも、そんな子たちだってちゃんと根気よく教えていけば、そのラインを覚えます。
    時間はかかりますが、よりそっていきたいと思います。


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