今日は朝から漁師さんが獲れたてのキビナゴを売りに来たので、
「これを生で食べれるのは田舎者の特権!」と、スタッフたちが酢でしめて「キニラオ」を作りました。
さあ、いただきます!と一緒に食べる段になり、テーブルの上のコーラを勧められ、
「キニラオとコーラって合わなくない?水でいいよ」と言ったら「キニラオと水はダメ!」と言われました。
え?何そのルール?

聞けば、キニラオを食べるときに水を一緒に飲むとお腹をこわすんだそうで、
じゃあ何がいいの?と聞くとコーラ、ビール、ジュース、コーヒーなどならいいそうで、
一番いいのはトゥバ(ヤシ酒)なんだとか。
うーん、それ、朝から酒を飲みたい人たちが言い訳に作った文化なんじゃないか?(笑)

日本にも「ウナギと梅干」「天ぷらとスイカ」のような、「一緒に食べてはいけない」文化ってありますよね。
フィリピンでは「ドリアンと酒」は何度も聞いたことがありましたが、「キニラオと水」は初めて聞きました。

興味津々で「他にもこういうルール、ある?」と聞くと、「チキンとカボチャ」と即答されました。
え?そうなの?たまにお客さんがいるときに、チキンアドボとカボチャのスープ(ラウオイ)とか一緒に出してるけど、
あれってダメだったの?と聞いたら「別々の料理で、一緒に食べるぶんには問題ない。一緒に料理するのがダメ」とのこと。
ほほう、「食い合わせ」とも違うんですな。

さらに詳しく調べてみると「チキンとカボチャ」の組み合わせはフィリピン各地で忌避されてきた歴史があるらしく、
なんでも「一緒に料理して食べるとハンセン病になる」なんていう噂が広まった時期もあったようです。
でも「一緒に食べると美味しい」という話も伝説として広がっており、
「ヒヨコの時からカボチャを食べさせて育てたチキンなら、カボチャと一緒に料理しても大丈夫」という、
「そこまでして一緒に食べたいのか!」という説まで見つかり、食文化の奥深さを感じました。

こういうのを単なる「迷信」と切り捨てるのではなく、
「何か意味があるのではないか」「裏の理由もあるのではないか」などと考えると面白いです。
他にもこういう組み合わせ、いろいろありそうなので探してみようと思います。続報をお楽しみに!