昨日はダバオまで行き、例の避難所の様子を見てきました。
避難生活が始まって6週間、こどもたちはたくましく笑顔で暮らしていました!

とにかく足りないのは水です。30世帯が暮らすこの避難所は町から離れており、水道はありません。
バイクは12台しかない上にガソリン代も高いので、生活用水は徒歩15分の川まで水を汲みに行き、
飲料水はアイさんが2日おきに18リットル×15個の水道水をタンクに入れて届けています。

驚いたのは、避難所にありがちな「避難者同士のトラブル」が今のところまったくないことです。
不安から気が立ってケンカが起きたり、物が盗まれたり、浮気やら不倫やらで人間関係がこじれたり、
みたいなトラブルが、一切ないらしいんですよ。
被災地ユートピア、というか、アジールというか、そんな素敵なコミュニティーが出来上がっており、
老若男女が協力し合って、笑顔で暮らしています。素晴らしいですね。

ただ、あまりここでの生活の居心地が良すぎてしまうのも考えものです。
ここはあくまでも一時的な避難所で、永住できるわけではないからです。
ここでの生活は楽しみながらも、いつかここを出ていくために、
次の場所への移住準備を進める必要があるんです。

幸か不幸か、フィリピンらしいことに、ゴミ山の「立ち入り禁止令」はかなり緩くなっているそうで、
男たちは上述のバイクに乗り込んでこっそりとゴミ山に行き、
以前と同じく資源ゴミの回収をして日銭を稼げる状態に戻ってきています。
結局それしか生きる道はないのか…と思う一方で、一番得意な必要ともされている職能を活かし、
たくましく暮らす彼らを立派だなあ、とも感じます。なんというか、複雑な思いです。

皆様からいただいた支援金を、どう使うのが一番有益なのか。
常にここで暮らすこどもたちのことを最優先に考えながら、支援を続けていきたいと思います。
すぐには終わらない話です。皆様、末永く見守っていただければ幸いです。