HOJに来るのはもう3度目のカオリさん。前回来た時に
「いつかは日本とフィリピン、両方の間に立った職について、仕事で来れるようになりたい」
と言っていたんですが、それを半年で実現させて、仕事でダバオまで来てました。
すごい有言実行力!1週間の滞在で、新しく入った子たちにもすっかりなつかれてました。
次回はぜひHOJまで仕事で来れるように、がんばってくださいね!

さて、今日はカオリさんが帰る日に合わせて、ダバオまで行って例の避難所に顔を出してきました。
と言うのも、今回のゴミ山崩落で避難生活になった150世帯のうち、約120世帯に「1世帯2万ペソ」の
「新生活準備金」が渡され、一気に移住計画が進んでいるからです。
フィリピン政府もまったく彼らを見捨てたわけではなかったようで、少し見直しました。

さっそく移住していった人たちもいて、避難所のテントの数が半分くらいに減っていました。

移住先は主に2つで、1つは「2年前に行政に移住を持ちかけられた時に移住した人たちの住む集落」、
もう1つは「まったく新しく作り始めている集落」です。まずは2年前からの集落を見にいきました。
避難所から徒歩15分くらいの場所で、すでに電気や水場があり、店などもできています。
17世帯が住んでおり、ほぼ全員、親族ということで、これは村というか「士族の郷」に近いですね。
新しい村もきっとこんなふうになるんだろうな、と想像しやすくて参考になりました。

それから、新しく作る集落に行きました。
もらった補助金を使って、さっそく家の建設が始まっています。
補助金を全部つぎこんでしっかり土台から作る人もいれば、さっと木造で作る人、
そもそも借金の返済で補助金が半分以上なくなってしまう人など、状況はさまざまですが、
みな一様に明るく、「これから自分たちの住む村を作るんだ」という希望に満ちていました。

こちらが早くも完成している家。手前の家は木造高床、竹壁、トタン屋根なので、
おそらく1万ペソくらいで建てています。まあ、家族5人くらいで暮らすには十分な家です。

もちろん、何もない場所に建物だけ建ててもそう簡単に生活はできません。
これからここに電気を引き、水を引き、村の「組織」を作っていく必要があります。
あまり手出ししすぎると依存を誘発してしまうので、そうならないように気をつけながら、
彼らの「自立」を支援していきたいと思います。