今日はビジターさんの送迎でダバオに行く用事があったので、
かねてから行きたいと思っていたマリアフェのお墓に行ってきました。
葬儀の段取りでも大活躍だったミッチーが「庶民用の墓地」を案内してくれました。

フィリピンでは「土葬」というより「セメント葬」とでも呼んだ方がいいような、
セメントの石棺を作って、それで遺体の入った棺を覆って埋葬します。
墓地には所せましとお墓が密集して建てられているため、もはや通路がありません。
目当てのお墓に行くためには、他の人のお墓の上をこうやって歩いていくことになります。
あまり日本の常識をフィリピンで振りかざさないようにしている私でも
「え…?これはまずいんじゃないの…?マジで?…大丈夫なの?」と心配になりましたが、
他にどうしようもないので、手を合わせながらソロソロとミッチーについていきました。

そして到着。これまた墓の上に乗ってお祈りです。
安普請のお墓はセメントが足りなかったのか、すこしヒビが入っていましたが、
これは10/5にロジャーとジェフリーが来て、直して色を塗る予定とのこと。
簡素ではありますが、しっかりとしたお墓ができてよかったです。
支援してくれた皆さん、ありがとうございました!

ミッチーと昔話に花を咲かせながら、小一時間ほどお墓で過ごしました。
葬儀の時にロジャーが全然頼りにならなくて、本当にミッチーとアンギンが
ほとんどすべてを取り仕切ったようで、頭が下がります。ミッチー、ありがとうね。

帰り道に、「セメント葬」じゃない、シンプルだけれど美しいお墓をいくつか見つけたので
「あのお墓、いいね?」と聞いたら「あれはモスレムのお墓」とのこと。
イスラム教のお墓では明確に「土葬」が定義されていて、
「白い布で巻いて、メッカの方向に顔を向けて、棺には入れず、土葬し、過度な装飾はしない」
ということになっているんだそうです。なるほど…。

この、土の部分に花を植えるのはアリなんだそうで、
ネットで調べたら素敵なお墓がいっぱい見つかりました。
日本で「イスラム教徒の土葬反対!」なんて騒いでいる人たちは、一度でも彼らのお墓を、
ちゃんと見たことがあるんでしょうか。
色んな文化の、いろんな埋葬の仕方をリスペクトし合う姿勢でいきたいですね。