年度末が近づき「今日は授業なかったー」という子も増えてきました。
授業日数、本当に足りてるんでしょうか?

でも、そんな子がいると、いつもは1人でお留守番な時間の長いアルジェも、
遊んでくれるお兄ちゃんたちがいて大喜びです。
まあ、いじられすぎて泣かされたりもしてますけど、刺激が多い方が楽しいに決まってますよね。

さて、今日は滞在中の学生たちを小学校に連れて行きました。
教育学部で教員志望のダイキとマサキの2人は、本人たちのたっての希望で1日中学校にいさせてもらいました。
2人とも「いい先生になりたい!」という気持ちがすごく伝わって来て応援したくなる若者です。
同じく教員志望のミサトさん、スポーツトレーナー志望のタツキさんもこどもたちに大人気でした。

タツキさんは「厳誠流」という空手を小学校1年生からやっているそうで、
なんと高校生のときには流派の全国大会で優勝したそうです。
ものすごく実戦的な流派で、試合では「顔面、金的、つかんで投げる」全てアリだそうで。
壇上で型を見せてもらっただけでもものすごい迫力でした。こどもたちも大喜びでしたよ。

今日の学校の様子を動画にまとめました。
ちょっと長いですが、教員を目指す若者たちと、フィリピンのこどもたちの素敵な交流の姿が見られます。
大喜びで空手にチャレンジするこどもたちの笑顔をぜひご覧ください!
私も元は教師なので、やっぱり学校っていいなーと改めて思いました。
教員志望のみなさん、ぜひHOJに来た際はこんな体験をしてみてくださいね!
シャロームの漁村に行くと、漁師のおじさんが小舟でバショウカジキを獲ってきたところでした。
この小舟でこの魚を獲るって、いったいどうやってるんでしょうか?

使っているのはなんとただの釣り針と釣り糸。釣り竿さえ使わないシンプルさです。
針の近くの部分は糸ではなく金属製で、食いちぎられないようになっています。
何で作ってるのかと思ってよく見たら、これ、ギターの弦ですよ!

餌に使っているのは小ぶりの魚たち。これを釣ってきたのはこの少年だそうです。
自分が釣ってきた魚で大物が釣れて、少年も鼻高々です。
本来なら中学校1年生くらいの歳で、「学校に行くベき」なのかもしれませんが、
こういう姿を見ると、「がんばって早く一人前の漁師になれよ!」って思っちゃうのは私だけでしょうか?

少年が小魚を釣るのに使った釣り針を作ったのは、前にもご紹介したこのおじいさん。
いつも自作のギターを弾いてご機嫌な彼ですが、手先の器用さは村でも評判で、
彼の作る仕掛け針だと、まさに「入れ食い」なんだそうで。
ちなみに彼のギターの弦は釣り糸です。(笑)

バショウカジキは非常に美味なので、1kgにつき200ペソの値で売れるそうで、
このサイズなら15kg以上はあるということなので、3000ペソの収入になります。
学年末で学校に払わなければならないお金も多い時期なので、これは本当に大きいです。

老人が作った仕掛けで少年が小魚を釣り、その小魚で大人がこんな大物を釣ってくる。
ここでは老人は一方的に「介護」される立場ではなく、こどもも一方的に「教育」される立場ではありません。
それぞれが協力し合うことで、生活が営まれているのです。
何か、「先進国」と呼ばれる国が無くしてしまったものがここにはある気がします。
学生グループのビジターが一段落したハウスオブジョイですが、
なんと今は個人で来ているビジターさんが合わせて8人もいます。

その中の1人、ダイスケさんは「日本スキムボード協会」の副会長さん。
世界のスキムボードのことを調べていてダヒカンビーチのことを知り、
このブログで私が書いた記事を読んで、ハウスオブジョイに来てくれたんです。

今回は短い時間しか取れず、ダヒカンビーチに行くことを優先したため、
HOJのこどもたちとはあんまり交流できませんでしたが、
ダヒカンビーチのスキムボード事情を実際に観て、現地の若者と知り合うという目的は達成できました。

はじめはフィリピンの田舎でスキムボードをやっている若者たちがいることを知った時、
周りの仲間たちの間で、「ロクなボードを持ってないだろうから、中古のを送ってやろう」
という話が持ち上がったそうなんですが、
「果たして本当にその連中はボードを欲しがってるのか?」
「現地でボードを作って販売してる奴がいたとしたら、その商売を邪魔することになるんじゃないか?」
と考えて、とにかく一回見に行ってみよう!と決めたんだそうで。
いやー、本当にいいセンスをしているなあ、と思いました。
案の定、地元の若者たちは、自作の木製ボードを使っているんですが、
世界で主流のカーボン製のボードに比べるとこれがものすごく重たいんですよね。
ダイスケさんの持ってきた軽いボードにみんな興味津々で、
これがあればめちゃくちゃ高く飛べるぞ!と大喜びでした。

でも、彼らに聞いてみたら、「でもやっぱり自分で作ったやつの方がいい」とのことでした。
その理由は「ある程度重いほうが安定するので技がやりやすい」ことと
「頑丈だし壊れたとしてもまた自分で作れるから遠慮なく使える」ことです。
なるほど、楽器を自作している私にも共感できる感覚でした。
彼らが求めているのは最新式のボードよりも、「海外の仲間とつながる」ことのようです。
日本の大会に呼んでくれよ!としきりに言っていたので、
優勝賞金などを狙っているのかと思ったらそういうわけでもないようで
「そんなことより、仲間が増えたら楽しいだろ?」という感じでした。なんとも気持ちのいい連中ですね。

今後、日本のスキムボード好きたちと、ダヒカンビーチの間で交流が生まれて、
お互いに行き来して大会をやるような関係になったら本当に素敵ですね。
その時はぜひ通訳としてその場に居合わせたいものです。
あ、でもこういう連中って言葉抜きですぐ仲良くなるんだよなー。やっぱり私も練習しようかな。(笑)