さて、今日は土曜日、みんなでウラワビーチです!
ってまあ、夏休みなので別に土曜日にこだわる必要はないんですけどね。
でもまあ、気分の問題です。「週末は特別!」って感じって重要じゃないですか。
まずは割礼っ子たちが海に入ります。
これまたフィリピンの習慣で、割礼から3日目に海に入ると術後にいい、とされているんです。
えーっ?メチャメチャしみるんじゃ?と思うかもしれませんが、そんなことはないんですよ。

人間の体液と海は、浸透圧というのがほとんど同じだそうで。
まあ、そもそも陸上動物は「海を体の中に携えて陸上に進出した」と言われるくらいですから、
当たり前といえば当たり前なのかもしれません。
全裸でガニ股で泳ぐ姿は大変滑稽でしたが、
こんな格好でもレオはアメフラシの卵「ロコット」を集めていました。大物です。(笑)

ジャンジャンとマイケルも大喜び!やっぱり海に勝る遊び場はありませんね。

ウラワビーチのヤシの木が大量に実をつけていたので、収穫です。
リッキーはこういう作業が大好きで、海にも入らずにずっと手伝っていました。

ヤシの実は割って果肉部分を干して、ココナッツオイルの原料として出荷するのが一番現金になります。
もちろん余った殻の部分は炭にして売ることもできますし、薪としても使えます。
果肉部分を干さずに削ればココナッツミルクですし、割った時の中のジュースは作業中の飲み物として最高です。
本当にヤシの木なしでの生活は考えられません。
それにしてもリッキー、犬と水牛を従え、かなりサマになってますね!

マリアフェの娘、カカイも相変わらず元気ですよ!真っ黒に日焼けしてまさに南国娘です!

今日はウラワビーチで久々に「ラグビー大会」も行われました。その話はまた明日!
今日は朝から大雨。しっかりとした雨が降るのはなんと1ヶ月ぶりです。
あまりの雨の降らなさに農作物が大変なことになっていて、主食にしているトウモロコシの値段も
3月頭と現在では、1キロ21ペソ→29ペソと、おそろしい値上がりをしています。
この雨が畑にとって「恵みの雨」となることを祈るばかりです。

割礼したばかりだし、雨も降っているしということで、こどもたちは大人しく部屋で遊んでいます。
なんだかこの子たちが椅子に座って鉛筆もっているだけで新鮮な気がするのは私だけでしょうか?(笑)

マッキー先生にもらったぬり絵が大人気です。はじめはなんでも一色に塗っていたレオも、
少しずつ配色とかにこだわるようになってきて、その成長が面白いです。

ジャンジャンはレゴにはまっています。
ようやく「この向きならくっつくけど、この向きだとくっつかない」という法則が分かってきたようで、
もう、その「くっつく」ということ自体が面白くてしょうがないようです。

さらに、ジャンジャンにはレナンが残してくれた「車」があります。
いつもならレゴで作った車や家は、次に遊ぶために、分解して片付けるようにさせているんですが、
レナンが「この車はとっておいていい?ジャンジャンに遊ばせてあげるんだ」と聞いてきたときに、
私はダメだとは答えられませんでした。

レナンの作った車に人を載せたり、いろいろパーツをくっつけて遊ぶジャンジャン。兄弟の愛をひしひしと感じます。
レナンから受け継がれたものと言えばもう一つ!ダンスです!
踊りだしたジャンジャンの動きが、レナンそっくりなんです!
この、なんとなく不健全な腰の動き!まさにレナンです。(笑)
いつの間に教えたのか、それとも血ってやつなのか?
孤児院を運営している身として、全力で「遺伝」は否定したいところなんですが、さすがにこれは…。
これからも私たちは、ジャンジャンが躍るたびに、レナンのことを思い出すでしょう。
願わくば、いつか2人のダンスバトルが見れますように!
先週から今週にかけては、別れの連続でした。
その最後の1人、レナンをパナボに送り届けてHOJに戻る車の中で、
ああ、HOJに戻ってもあの子も、あの子も、あの子もいないんだなあ…
などと感傷にひたっていたんですが、HOJに戻って私の部屋に行くと、なぜか子猫が待ってました。

こどもたちと別れて寂しいこのタイミングで迷い込んでくるとは!(笑)
すでに2匹の猫を飼っていることもあり、これ以上は飼わないと宣言してたんですが、
心が弱ったところにこんな子猫がなついてきたら、前言撤回もやむをえません。
私とおそろいのアゴのチョビヒゲが面白いので、チョビと名付けました。
これ以上猫屋敷にならないように、今度こそ気を付けます!
さて、HOJが閑散としているのにはもう一つ理由があります。
それはHOJの残っている男の子たちが、そろって「割礼」を受けたからです。
割礼というのは、…ほら、アレですよ。知らない人は調べてください。(笑)
日本人からしたら、「えー?今の時代にそんな文化が残ってるの?」って感じでしょうが、
世界には、やるのが当たり前の国がたくさんあるんです。
乳幼児のうちにやる国や、成人式としてやる国もあるそうですが、
現在のフィリピンでは「7歳から10歳」くらいのときにやるのが一般的です。
一昔前までは産婆さんや村の治療師(まじない師?)が、包丁と木槌でやったそうですが、(怖っ!)
今では村の保健センターで、夏休みにお医者さんがやってくれるのが普通です。
今年はジルマー、ジェレミー、レオ、ジェイエム、そして新入りのジャンレが受けることになりました。
田舎では大人たちが「痛いんだぞー!」などと脅かして楽しむのが通例となっているため、
こどもたちはかなり緊張した面持ちです。(ちなみに実際はほとんど痛みはないそうです)

3人ずつベッドに寝かされて、お医者さんが、チョン、チョン、チョン、と施術していきます。
あまりの恐怖で泣き出す子が3割、逃げ出そうとする子が1割、大半の子は、「あれ?もう終わり?」といった感じです。

ちなみにHOJの5人のうち、1人は大泣きして大変だったんですが、名誉のためにはだれかは伏せておきましょう。
あ、レオは最初から最後まで「くすぐったい!」と笑ってました。大物の予感満載です。(笑)
無事に5人とも施術終了!当然ですが触るとまだ痛いので、パンツやズボンは履けません。
ということで、割礼のあとはこうやって、ダブダブのTシャツを着て、足を広げて過ごすのが一般的です。
っていうか、そのTシャツ!(笑)

歩くときもこんな格好になります。いやー、かわいいですね。

寝る時もこんな格好です。あ、1人アホな大人が混じってますが、お気になさらずに。

もちろん走り回ったり、竹馬で遊んだり一輪車で遊んだりはできません。
なので、みんなものすごくおとなしく、いい子にしています。
割礼という文化がフィリピンからなくならない理由のひとつはコレかもしれません。(笑)
まあ、3日後くらいにはその反動で大暴れするんでしょうけど…。
つかの間の平穏な日々を、子猫と一緒に楽しみたいと思います。