05
17
祭りの夜
CATEGORY : ハウスオブジョイ日記
昨日のつづきで、フィエスタの話です。
祭りのメインイベントは、古今東西、夜にあるものなのです。
サンイシドロの町にも、夜祭の出店がやってきました。
夜祭の出店といっても、日本みたいな金魚すくいやわたあめなんかじゃありません。
現金を賭けた「ローカル・カジノ」です。
これ、なんだと思います?
20ペソ札が壁に貼ってあって、そこに風船がとりつけられていますね。

そう。これは射的ゲームの的です。
首尾よく風船を割ることができたら20ペソはあなたのもの、というわけ。
ちなみに、こんなにしぼんだ風船は、BB弾のエアガンでは、絶対に割れませんのでご注意。(笑)
こどもたちはこうやって社会の世知辛さと、いっそその世知辛さを楽しんじゃう心構えを
身に着けていくんですね。いやあ、フィリピン社会、恐るべし。
こちらはコインを投げて、升目の赤いところにとまったら4倍になるというゲーム。
ローサ、ジョネル、マリテス、アナリンたちが挑戦しました。もちろん結果は大赤字です。

ロジャーはビー玉が赤、緑、黄色、白のどの升目に止まるかに賭ける、
ルーレットのようなゲームにはまっていました。

一時期は持っていたなけなしのお小遣いが倍くらいには膨らんだんですが、
引き際を見誤り、結局全額すりました。まあ、カジノの楽しみ方としては正しいんですけどね。
クリスティーンやマリリンたちも真剣な顔でゲームに挑戦していました。
この集中力。やればできるんじゃないか!君たち!
ちなみにほとんどみんななけなしのお小遣いをすってしまい、
やたらに堅実なジェプリルだけが、10ペソの予算のうちの7ペソを携えての帰宅となりました。
まあ、その7ペソも、帰宅途中にはお菓子に変わってみんなの胃に収まっちゃいましたけどね。
ううう。人が好すぎるよ、ジェプリル。
賭け事そのものに対しても、こどもが賭け事をやることに対しても、
道徳的にいろいろと問題点もあるのかもしれませんが、これがフィリピンの田舎の祭です。
ちなみにロジャーは来年に向けて「狙ったところにビー玉を投げる練習」に勤しんでいます。
来年も巻き上げられちゃうこと間違いなし、ですね(笑)。
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05
16
祭りの日
CATEGORY : ハウスオブジョイ日記
昨日はハウスオブジョイのある、サンイシドロの町のお祭り(フィエスタ)でした。
サンイシドロという地名は、農業の守護聖人、聖イシドロにあやかってつけられたものです。
そして、5月15日というのは、カトリックの暦のなかで、聖イシドロの祝日とされているので、
そのまま、町の祭りの日になっているわけです。もともとは収穫祭だったらしいですが。
カトリックという宗教が世界的に広まった背景には、このような、「もともと現地にあった祭を、
聖人の祝日に置換するかたちで懐柔する」というやりかたが効を奏したのだ、という説もあります。
なるほど、カトリックの国は祭り好きが多いですもんね。(イタリア、ブラジル、メキシコ、フィリピン…)
で、祭の日には何をするのかというと、まずは、ミサですね。教会に集まってお祈りをします。
でもそれだけなら毎週日曜日にやっていることとなんら変わりがありません。
メインイベントはその後です。
そう。祭の日は、その町の有力者、旧家、地主などが、近所の人に食事をふるまう日なのです。

町中の人が市長、県会議員、警察署長、校長などの家にやってきて、食事をいただくんです。
その数は100人や200人といった数ではありません。1000人くらいは余裕でいっているでしょう。
いったい振舞う側はいくらの出費になるんでしょうね?
まあ、この国の富の分配が普段、いかに偏っているかを考えれば、
こういう機会が、月に一度くらいの頻度であってもまだ足りないくらいなんですけどね。
ちなみに私はアイダさんのお姉さん(もと市長で現在は集会議員、ハウスオブジョイの理事でもある)
の家に呼ばれておいしい食事をいただきました。
ふとキッチンをのぞいてみたら、こんな3人組が台所仕事にかりだされていました。
誰だかわかる人はかなりのハウスオブジョイ通です!
3人とも、ハウスオブジョイ創設メンバーで、先日やってきたエレンジョイと同期にあたります。
左から順に、ユーイェン、インダイ、バリンです。3人とももう立派に「お母さん」なんですよ!
そう。祭りの日にみんなを集めて食事をすることには、「久しぶりの再会」を演出する効果があるんです。
この日だけで、かなり多くの「久しぶりの再会」をしました。祭りっていいものですね。
と、まるでこれで終わりのように書きましたが、実は祭りの話はこれだけではありません。
実はこの後こそが、祭りの中心部分なのです…(つづく)
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05
15
ボーイズタウンがやってきた
CATEGORY : ハウスオブジョイ日記
昨日はダバオにあるボーイズタウンという孤児院のこどもたちがハウスオブジョイにやってきました。
向こうも夏休みですからね。どこか遠足に行こうという話になって、
ダバオオリエンタルまで遊びに来たわけです。
このボーイズタウンという孤児院、名前からも分かるとおり、男の子だけの養護施設です。
12歳から18歳の少年を受け入れています。
運営しているのがカトリックのサレジオ会という修道会なのですが、ここがまた体育会系でして。
規律を重んじていて、罰則が「祈りながら腕立て伏せ30回」とか
「教会まで走って祈りに行くの10往復」とか、精神と体が鍛えられるものになっています。
職業訓練などにも力を入れており、卒業生は真面目に働くことでよく知られています。
そんなお兄さんたちが60人押し寄せたのですから大変です。
なにしろみんな体格がいい。アルソンが目立たないほどです。
歓迎会では、お互いの得意の芸を披露しあい、すっかり仲良くなりました。
これは二人羽織?(足役もいれると三人羽織)のような芸で、
なんとこの状態で、ルービックキューブを一分で解くという荒業を見せてくれました。すごい!
小さい子のいないボーイズタウンの子たちは、ハウスオブジョイのちびっ子が珍しいのか、
ものすごくジェリカやジョリーナ、ジェリコやエリックやエッゼルに優しくしてくれました。
軽い気持ちで「そっちは小さい子いないから珍しいの?」と聞いたら、
「いや、妹のことを思い出したんだ」との返事でした。そうか…。そうですよね。
みんなでお菓子を食べたあとは、トラックの荷台に乗って颯爽と帰っていきました。
さすが、体育会系の養護施設は鍛え方が違いますね。
こんどは何人か連れて、こっちからボーイズタウンに遊びに行けたらな、と思います。
前回のパナボの大会もそうですが、こういう交流は大事だと思います。
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