春の千客万来シーズンもいよいよ大詰め!やってきた最後のグループはなんと高校生たちです。
さっそく高校見学に連れて行ったら、集会で上級生たちが集まっていたのでみんなの前でご挨拶。
お偉いさんの話を延々聞かされるイベントに飽きていた生徒たちは大喜びでした。(笑)

続いて教室で授業を見学させてもらいました。見させてもらったのは「表現」の授業。
日本の美術と音楽と体育が合わさったような科目で、ダンスや演劇をすることが多いです。
今日は「応急処置」というテーマでの寸劇の発表があり、それをみんなで観させてもらいました。
日本の学校にこういう授業ってありましたっけ?

それから交流の時間。ビサイヤ語と日本語を教え合ったり、お互いに飼っている犬の写真を見せ合ったり、
「あの子とあの子が恋人同士なんだけど、実はあの子は前はあっちの子とつきあっててね…」と
教室内のややこしい三角関係を説明されたりと、大盛り上がりでした。(笑)

さらには数学の授業を見せてもらったんですが、なんと今日の授業は「凧あげ」。
「辺」とか「頂点」とか「角度」とか「平行四辺形」とか勉強した後に、
それらの知識を使ってグループごとに凧を作って飛ばしてみる、という活動だそうで。
なるほど、これは面白いですね。

やっぱり同年代だと盛り上がりますね。とっても楽しい時間になりました。

これから週末明けまで滞在してくれます。
このグループを最後にまた閑散期に入るので、全力を出し尽くす感じで行きたいと思います!
明星大の学生さんたちは超強力プロジェクターを持ってきてくれていて、夜はそれで遊びました。
影がものすごくくっきり映るので、こんなふうに「巨人ごっこ」とか「操り人形ごっこ」みたいな感じで
何をすれば楽しいか考えながらこどもたちが遊んでましたよ。

学生たちが準備して「プロジェクトマッピング」を見せてくれました。
自分で作ったイラストを手元で操作して建物に投影できるこの技術、なるほど、創作魂がくすぐられますね。

写真もクッキリ写るので、滞在中の写真をみんなで一緒に見る時間が一番盛り上がりました。
これ、映画とかも見たらすごそうですね!

前半組と後半組に分かれて2週間ほどHOJに滞在した明星大学のみなさん。
かなり濃い日々になったと思います。ありがとうございました!
学生たちを連れて大学の授業を見学させてもらいに行きました。
ちょうど教育学部同士なので、良い交流になるかと思ったら、
ひたすら先生がしゃべって説明するだけの授業展開で、ちょっと学生たちも飽き気味な様子。
「第二言語習得における『絵教材』『文字と単語の連動』『読み聞かせ』などの重要性」がテーマで
結構重要なことを先生はしゃべってるんですが、いかんせん抽象度の高い話で、
日本の学生は英語が理解できていないし、現地の学生も文字面だけしか理解できていない表情です。

私の言語教師の虫がうずきだし、これはもったいない、と思ったので、
授業がひと段落して「さてみんなで写真撮影会でもしようか」となったところで15分ほど時間をもらいました。
「今の授業でみなさんが学んだ方法を使って、今この教室に来ている日本人の学生にビサイヤ語を教えてみましょう。
制限時間は10分!こっちのグループは野菜の名前を10個。こっちのグループは動物の名前を10個。
10分後にテストします。よーい、スタート!」

それまで眠そうな雰囲気だった教室が一気に活気づき、1人の日本人学生に対し、4~5人の地元学生がついて、
それぞれビサイヤ語の単語を教え始めました。
すぐに英語とビサイヤ語の対応表を作って「文字」で教えようとする学生。
スマホで写真やイラストを見つけてきて「絵」で教えようとする学生。
身振りや手振りを加えて「身体」で教えようとする学生。
そうです、これこそが「第二言語習得におけるナントカカントカの重要性」ですよ。

もちろん、この急展開の10分で10個も覚えられるわけはないので、10分後のテストでは
みんな4つか5つくらいしか覚えられてませんでしたが、
「えーと、トマトはなんだっけ…わたしの好きなやつ、えーと、カマ、カマテス…?」
みたいに「エピソード記憶」と紐づけて思い出そうとしたりする姿も見受けられました。

おそらく大学の授業で教授法を習わなくても、人に言語を教えようと思ったら、
多くの人が絵や表や身振りやお話を使うでしょう。
でも、それをなんとなくやるのと、それを「理論的に」知っていて、
使うか使わないかを検討した上で使うのとでは、効果に雲泥の差が出ます。
もっとえげつない言い方をすれば、そうやって説明できないと、絵教材やIT教材を買う予算を引っ張ってこれません。
教師を目指すみなさん、しっかり勉強してくださいね!(笑)