HOJの仕事を手伝いながら地元大学に通っていたジュリアンが、ついに教育学部を卒業しました!
おめでとう!

5歳でHOJに来たジュリアン。派手な、性格の強い子が同年代に多かった中、
「なごみ系」の性格で、調和をとってくれる存在でした。

勉強もお手伝いももちろん、楽器の練習などもちゃんと真面目にやるタイプだったので、
「竹音楽隊プロジェクト」でも、一個しかない稀少楽器サロライの担当を任せました。
期待に応えて、レコーディングでもすべて一発録りだったのをよく覚えています。

その後もHOJの古株でとして、新しく入って来る子たちのお姉さんの役割をずっと果たしてくれました。
高校を卒業し、大学に入るという、ティーンエイジャーの女の子にとってキラッキラなはずの時期を
コロナでほとんど敷地から出ることもなく過ごすことになってしまったのにも関わらず、
いつも穏やかな笑顔で、みんなにお手本を示してくれました。

フィリピンの教育学部は、卒業しても自動的に教員資格が得られるわけではありません。
年末に行われる「教員資格試験」に合格する必要があるので、これからはまずはバイトしてお金を貯め、
その9月くらいからその試験のための予備校に通うそうです。
そして合格した後も、採用されるとは限らないので、就職活動が待っています。
まだまだ教師になるのには厳しい道が残っていますが、まずはこの快挙を祝いたいと思います。
ジュリアン、本当におめでとう!
長年に渡り、HOJの食卓を彩ってくれていた料理人のアルチーが、旅立つことになりました。
アルチー、美味しい料理をこれまでありがとう!

ホタルイカのアドボ、バナナの花のハンバーグ、ジャックフルーツのココナッツミルク煮、
オクラのサラダ、ヤシの若芽の揚げ春巻き、地鶏のカレーなど、地元の食材を上手に使った料理で
こどもたちだけでなく、日本から来るビジターさんたちのことも喜ばせてくれました。

料理だけでなく、こどもたちの散髪や、ジープの運転、薪割りなどでも活躍してくれていました。
私も何度か髪を切ってもらいましたよ。

HOJでスタッフとして働いたのは9年ですが、その前はダバオで烏山さんの介護をしてくれていたので
その時期も数えれば12年くらい手伝ってくれていたことになります。本当にありがたいです。

スリガオという町に住む従兄のビジネスがうまくいって、人手不足で呼ばれたとのことで、
できれば引き留めたかったんですが、向こうで提示された給料がなかなかのものだったので、
なるほど、無理もないな…ということで送り出すことにしました。
優秀な人材には長く働いて欲しいんですが、物価高や円安で運営はカツカツなので、
一人だけ給料を増やすわけにもいかず…難しいところです。アルチーの新しい挑戦を、応援したいと思います。
日曜日は生産者から直接買える市場の日!
イージェイとエムジェイを引き連れて、野菜を仕入れました。今週は空心菜をいっぱい食べるぞ!

今日はレゴで遊ぶことにしました。チムレイが先輩として「こうやるんだぜ!」とお手本を見せて、
なるほど、と他の子たちも思い思いに組み立てを始めました。さあ、どんなものを作るかな?

リックが作ったのは、ロボット。
ちょうど一昨日の夜にロボットが大活躍する映画「パシフィック・リム」を見たので、その影響でしょう。
色が左右対称になるように、ちゃんと考えて作ってるのが分かりますね。いいぞいいぞ。

マイルスの作った飛行機には驚きです!初めてとは思えない洗練されたデザインです。
左右の対称性、色分け、珍しいパーツ(ジェットやプロペラ)の使いどころなど、完璧です。
集中力も根気もあるようなので、これは将来有望ですね。ぜひ絵も描かせてみたいです。

そして弟のエムジェイの作品も良いです!羽根つき三輪車、といった感じでしょうか。
これ全体で乗り物なのではなく、乗り物部分と、それに乗って運転しているロボット部分で構成されており、
まさに、上記2人が作っているのを見て、正しく「真似」して、自分の作品に落とし込めています。

だいぶ気に入ったようなので、学校から戻って来る昼休みを利用して、
どんどんレゴには触れさせようと思います。モノ作りの楽しさをぜひ知ってもらいたいですね!