新スタッフのチェニーさんが、こどもたちに「Self Reflection(自己内省)」のお題で
絵を描くように指示しました。「自分で自分のことを何みたいだと思う?」みたいに説明してたんですが、
男の子たちにはチンプンカンプンだったようです。うーん抽象的な思考を促すのって難しいですよね。
セルフリフレクション、と言われてジュリアンが書いた作品はこちら。
うん、そういうことではない。(笑)
ほぼ唯一くらいに意図を理解したっぽいジェレミーが、やたらと上手にサイの絵を描き始めました。
しかし、何故にサイ?確かに最近、Youtubeでサイとライオンが戦う動画一緒に見たけど、
これのどのへんがジェレミーの自己自認につながってるんでしょう?
あとでジェレミーに「なんでサイの絵にしたの?」と聞いたら「かっこいいから!」とのこと。
うーん、抽象的な思考を促すのは難しい。(笑)
チェニーさんなりに、学校で習った「児童心理学」的な知識を生かして
こどもたちの内面に、絵から触れていこう!とがんばったんでしょうけど、現実はそんなに教科書通りにはいきません。
っていうか、小中学生の絵でその子の人格を評価するとか、あんまりうまくいかないと思います。
中学生くらいの頃に私がノートに描いてた落書きとか、猟奇殺人犯の日記と大差ないですからね。(笑)
ただ、「こどもと一緒に絵を描く」ということ自体は楽しいことなので、超おすすめです。
いろんな試行錯誤をしながら、こどもたちとスタッフの仲が良くなっていけばいいな、と思います。
さてまた今週もお勉強の日々が始まりました。
高学年の「ネットで調べなさい」という課題がものすごく増えており、
これ、自習教材を作るのが面倒になったのでは?と疑ってます。(笑)
でも、変な教材をやらされるより、ネットで調べものをした方が学びとしては効率いい気もします。
ただ、ネット環境のない家の子たちは大変だろうなあ、と思います。
クイニーはこの絵本がお気に入りで、ちょくちょく読みに来ます。
セリフが一切ない作品で、読み手がストーリーを想像しながら読めるので、何度でも楽しめるんですよ。
興味のある方は「アライバル」という絵本を探してみてください。
男の子たちが敷地内で「ストライダーvsおんぶ」というレースをし始めました。
こうやって遊んでいれば運動不足になる暇もありません!
いろいろペアを変えて、何戦も繰り広げられてます。
一番はしゃいでるのがジェイエム、というのがなんとも和みます。
結局また学校のサッカーも中止になってしまったんですが、こうやって走ってれば足腰も鍛えられますね。
今日ものんびりとした1日が過ぎていきました。平和なことに感謝したいと思います。
今日は烏山さんの命日です。去年は卒業生が大勢集まり、大集会&大パーティーでしたが、
今年はHOJに住んでいるメンバーだけで、静かにお祈りの時間を設けました。
考えてみればここに写っているマイカたちやジャンディー、ジャンデルたちは
生前の烏山さんを知らないんですよね。
でも、毎日当たり前のように烏山さんの写真の前でお祈りをし、おはようと語り掛け、
烏山さんが残していった犬たちにエサをやっているので、
本人たちにも「あったことのない人」という認識はないようです。
死してなお生き続ける、とはこういうことなのかもしれません。
やはり烏山さんの追悼となれば、飲まないわけにはいかないよな、ということで、
全くお酒の飲めない私も、今日は遺影と一緒に飲むことにしました。
と言ってもビールはさらに苦手なので、チョコ兄さん秘蔵のカカオワインをいただきました。
烏山さんのやり遂げたことに乾杯!
私は10代の頃にHOJに来て烏山さんに出会うまで、「国際協力」は「個人の楽しさの追及」とは相反するもので、
どちらか一方を選ばなきゃいけないものなのだと思い込んでいました。
でも、烏山さんが本当に楽しそうにビールを飲みながらHOJを運営している姿を見て、
「そうか、自分の楽しみをあきらめる必要はないのか。両立させればいいのか」と、目からウロコが落ちました。
烏山さんが言葉ではなく、その姿で私にこのことを教えてくれたように、
私もこどもたちに、そしてHOJにやってくる若者たちに、
「誰かのため」と「自分の楽しさ」は両立できるのだということを、身をもって示していきたいと思います。
ああ、酔っぱらってこっぱずかしいことを書いてしまった。(笑)早めに寝ます。おやすみなさい。