金曜日、もう昨日のうちに今週分の勉強を終わらせたこどもたちは朝から元気いっぱいです。
まずは敷地内の野菜の手入れです。オクラやツルムラサキ、カボチャにモロヘイヤなどが植えてあって
こどもたちや私の大事なビタミン源です。私の好きなヌルヌル系ばかりなのは…気のせいですよ、気のせい!(笑)

作業を終えたら男の子たちは一目散にミニバスケ!
ゴールとボールが小さいこともあって、ダブルクラッチやダンクがバシバシ決まるので気分はNBA選手です!

私はマイケルと一緒にゴーグル修復です。
バンドが切れただけのものは輪ゴムでグルグル巻きにしてバンドは再結合、
プラスチック部分が割れてしまっているものは、穴をあけて釣り糸で縛って固定したり、
2つ混ぜると強力な接着力を産む船の修理用のパテで固定したりと、あの手この手で修復しました。
さあ、とりあえず不格好ながらも3つのゴーグルが復活!明日の漁がはかどりそうです。

そんな中、ジュリアンが1人でパソコンで調べものを続けています。
これは実は学校の宿題ではなく、私からの宿題でして、
「HOJと高校卒業して、その後どうしたい?学校に行きたいなら、
何を勉強したいのか、それを勉強するのにいくらかかるのか、それを勉強して卒業したら何になれるのか、
その職業についたら毎月いくらくらい稼げるのかを、ちゃんと調べてレポートにして提出しなさい」
という課題でして、卒業後の進路について真剣に考えさせるのがねらいです。

「大きくなったら歌手になる!」「サッカー選手になる!」「宇宙飛行士になる!」という夢はとても大事ですが、
いつまでもそれを「夢」にしていては叶うはずもなく、叶えたいのなら夢は具体的な「目標」に変えなければなりません。
経営学部か教育学部で迷っているっぽいジュリアンが、この課題を経てどういう結論を出すのか楽しみです。
さあ今日はマイケルとゴーグル修理だ!と思ったら、
シャロームハウスの土砂をウラワに運んで水たまりを埋め立てる作業がある、とのことで、
スタッフのアルチーに連れられて行くことになりました。
バイクに3人乗りでマスクしてスコップを装備。
ああ、私がこどもの頃、千葉の田舎にはこういうお兄さんがいっぱいいたなあ。(笑)

さて、今年は敷地内のジャックフルーツの木が大豊作!
ボコボコなってますが、2つもあれば20人がおなか一杯食べれるくらいの果肉が取れます。
ヤシの実を削ってココナッツミルクを作ってそれで煮ると絶品です。
ココナッツミルクを取る作業は「カゴット」って言うんですが、
小柄なクイニーは体重が足りず、作業椅子が安定しないので後ろに重しとしてランランが座ってます。
それでいいのか、ランラン?(笑)

料理担当のアルチーが作業に出ているので、今日の料理長はジェプリルです。
なかなか器用に料理もこなすんですが、ジェプリルは味付けがしょっぱいんですよね。今日のは大丈夫かな?

午後になり、今週分の勉強を終わらせたジェレミーが「骨貸して!なんか作る!」と言うので、
私の秘蔵の魚と鶏の骨を出してやりました。
昨年以来、食べ終わった後の骨をキレイに洗っては乾燥させ、地道にため込んでるんですよ。
「コヤシン!クワガタできたよ、クワガタ!」と嬉しそうなジェレミー。
おお、クワガタはかっこいいよな!著作権の問題も発生しないし。(笑)

著作権料を請求してこない神様に感謝しつつ、こどもたちと一緒に物づくりの時間を楽しみたいと思います。
近頃マイケルのネタが多いですが、なんだか最近つきまとわれてるんですよ。(笑)
大工仕事を褒めてやったあたりから、なんとなく「ものづくり仲間」みたいな親近感が芽生えたようでして。
まあ、放置しておくと何かしら悪さをしてスタッフに叱られて謹慎を喰らうことになるので、
私と一緒にいるというのは、本人的にもいい「謹慎回避術」なのかもしれません。
そんなわけで今日はマイケルと一緒に「壊れた時計の修理」をすることにしました。

毎日10分ずつ遅れていく時計、電池を入れてもまったく動かない時計×2、
電池を入れると機械が動く音はするんだけど針が動かない時計、などを分解し、
「どこが壊れているせいなのか」を追求していきます。
音がするのに針が動かない時計は、なんと、秒針のための歯車が4割がたアリに食われてました。
フィリピンのアリ、本当に恐るべしです…。

安物の時計は外見は違っても中に入っている機械はほとんど同じで、歯車の交換が可能です。
そんなわけで、まったく動かない時計の歯車をくだんの時計に移植して、復活!
10分ずつ遅れる時計は文字盤が熱か何かでひしゃげて膨らんでおり、
それが時針にひっかかっていて少しずつ動きを遅らせていることが分かったので、
文字盤を接着剤でキレイに貼りなおして復活!
4つの壊れた時計から、2つのまともに動く時計ができました。予想以上の成果です!

正直言うと直せるとは思っていなくて、マイケルのドライバーを使う練習だったり、
「ここが壊れるんだなー」って知ることだったり、それこそ一緒に時間を過ごすことそのものが目的だったりしたんですが、
いやー、やれば直せるもんなんですねえ。なんだか自信がわきました。
マイケル、明日は一緒に壊れた水中ゴーグルを直そうな!