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    ダバオオリエンタルの新型コロナ感染状況

    さて、かなり久々になりますが、ダバオオリエンタルの新型コロナ感染状況です。
    3月以降、執念深く役所が発表するデータを記録し続けていて、それをグラフにしたものがこちら。
    最初の2ヶ月は厳しい規制で感染を抑え込んだロックダウン期
    次の2ヶ月は海外や大都市からの帰郷者の流入と共に一気に感染者が増えた帰郷者急増期
    そしてその後の2ヶ月は帰郷者数も落ち着き、感染者数も30人程度に落ち着いた安定期と言えると思います。

    規制はどんどん緩くなっており、「外出時にはマスク」というルールだけはありますが、
    夜の外出制限、酒の販売制限、隣町との移動制限などもほぼなくなっています。
    あとは「他の地域に長く滞在してからこっちに来た人は2週間の自己隔離」というルールはありますが、
    真面目に守っている人はあまりおらず、日曜には教会に人が集まるようになりましたし、
    近所でパーティーが行われて夜遅くまでカラオケで盛り上がってる声が聞こえてくるようにもなりました。

    フィリピン自体はまあ、この国民性と人口密度で、よく感染を抑え込んでいるほうだと思います
    ここ2カ月でヨーロッパがまた新規感染者がどんどん増えて第2波が来た、と騒然としており、
    世界全体でも新規感染者数は増える傾向にありますが、フィリピンは横ばい状態。
    こんなにみんなルール守ってないのによくこの程度で済んでいるなあ、と不思議なくらいです。
    「寒くならない」というのがかなり有利なんでしょうかね?

    ただ、局地的には感染拡大が進み、規制が厳しくなっている地域もあります。
    近いところではダバオ市が、最近までかなり規制が緩和されていたんですが、
    明後日からまた外出時間や酒の販売などの規制が始まるそうです。
    このあたりはなんとか手綱をしめたり緩めたりしながらワクチンが出回るまでしのぐしかないんでしょうね。

    とまあ、情報収集は怠らず、なるべく行政の指示には従いつつも、
    できる範囲で楽しむチャンスは逃さない、という方向で今後も行きたいと思います。
    日本はこれから寒くなりますのでみなさん気を付けてくださいね!


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    困った時の「ティナバガイ」!

    さて、先週から始まった自宅学習、2週目に入ってみんな「コツ」をつかんできました。
    そのコツとは「同じ学年の子は手伝い合う(ティナバガイ)」こと!
    得意分野で「私が英語はやるからそっちは社会やって、後でノート写しっこしよう!」という方法です。
    夏休みの宿題の終盤にクラスメイトで集まってやる、アレですね。(笑)
    リセルとランランはお互いに分担してWin-Winな関係です。そう、これがベスト!

    薪割りとか排水溝掃除は俺がやるから勉強はよろしくな!」というコンビがアルバートとリッキーB。
    どっちがどっちの役なのかは…まあ、見ての通りですよ。(笑)

    そして、Win-Winな関係というのも一見微妙になってくるのが、クイニーとマイケル。
    一方的に「教える―教わる」関係になってます。まあ、人に教えることは自分の学びになるので、
    実はこの時間に一番学んでいるのはクイニーかもしれません
    ってかマイケル!せっかく説明してくれてるのにどこ見てやがる!(笑)

    そして不思議な関係というか、おもしろいのがジャンデルとジャンジャン。
    実は学年は別で、ジャンデルは4年生、ジャンジャンは5年生です。
    実は中2くらいまでの子を含めても、「計算問題」が一番得意なのはジャンデルだったりしまして、
    算数の分からないところは、ジャンデルに聞くのが一番手っ取り早かったりするんです。
    でも、さすがに4年生に聞くのはプライドがね…?という心理的な壁があって、
    あんまりみんなジャンデル頼りにはならないんですが、ジャンジャンはそんなこと気にしません
    「ここどうやんの?わっかんない。ジャンデルおしえてよー」と、直球でジャンデルに頼ります。
    頼られた方のジャンデルも悪い気はしないようで、2人とも楽しそうです。うん、ある意味Win-Winだ。

    「宿題を写す」というのは勉強にならないから注意したほうがいいんじゃ…?と思う方もいるかもしれませんが、
    HOJは学校ではありません。勉強ができるようになることも大事ですが、助け合うことの方が大事です。
    将来的にHOJを出た後も「自分1人でどんな問題も解ける」人よりも
    「どんな問題でも仲間と協力してなんとかできる」人のほうが役に立つと思いますしね。
    もちろん、度が過ぎれば注意しますが、こういう仲間同士の助け合いの雰囲気は、むしろ大事にしていきたいと思います。


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    あのジェイソンがこんなにたくましく!

    さて、昨日はこどもたちとのんびりした一日を過ごしていたんですが、
    そこにひょっこりと卒業生のジェイソンがやってきました。おお、久しぶり!

    バイクの免許証を取りたくて出生証明書が必要なのでもらいにきた」とのこと。
    そう、HOJ出身のこどもたちの書類はこちらできちんと保管しているので、
    こういう理由でHOJに来る卒業生は多いんですよ。
    でもジェイソン、バイクの免許って、肝心のバイクは持ってるのか?
    …と思ったら、ボロボロなのを買って、自分でパーツを買い集めて1年がかりで直したそうです。
    おお、すごいじゃないか!

    ジェイソンはHOJにいる頃、とにかく「ものを大事に使えないやつ」でした。
    貸したものはことごとく壊れて返ってきます。ある時、年末年始にほぼ全員が里帰りする中、
    ジェイソンだけ行く先がなくてHOJで過ごすというので、
    寂しくないようにDVDを何枚か、プレイヤーごと貸してやったんですが、
    返ってきたらすべてのディスクが傷だらけになっていて、「二度とお前には貸さない!」と叱った記憶があります。

    その後も、「借り物だからダメなのかもしれない、自分の物となれば大事に使うだろう」と思って、
    HOJのスタッフ見習いをしていた時期に自転車を買ってプレゼントしてやったりしました
    その時は大喜びで、めちゃくちゃ大事にして毎日整備していたんですが、それが続いたのも3日だけ。
    一度パンクしたらもうぞんざいに扱うようになり、1年後にHOJを出ていくときには
    鉄クズ屋に300ペソで売って交通費にして去っていくのを見て、
    人を育てるのは難しいなあ、と思ったものです。

    そのジェイソンが、自分で働いて中古バイクを買って、直して、大事に使うようになっている!
    いやー、何もこどもをHOJの中で「完成」させる必要はないんですね。
    こどもたちはHOJを出て行った後も、自分で成長していくんです。
    たくましくなったジェイソンを見て、なんだかとても嬉しくなりました。
    今はなかなか言うことを聞かない子たちの、将来がどうなるか楽しみです。(笑)


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