アルジェが見慣れない車のおもちゃで遊んでいたので、どうしたの?と聞いたら、
「リッキーBにもらった」とのこと。リッキーBに聞いたら、前に海で魚を獲っているときに拾ったそうで。
来たばかりの頃の無法っぷりが嘘のようにいい子になりましたね。
さて、アルジェとお昼寝していたら、ドタン、バタンと大きな音がし始めて、
驚いて起きてみたら本棚の本がこんな状態に…。何が起こった?
これ実は、先に目を覚ましたアルジェが、何を思ったか急に本棚の整理を始めたんですよ。
前におもちゃの棚を掃除するときに、中のおもちゃを全部出してから掃除したのが楽しかったようで。(笑)
実はサユキさんが翻訳してくれた本と、未翻訳の本が混ざらないように並べてあったりしたんですが、
アルジェは「よく読む本を手前に」というおもちゃ棚の時のルールもしっかり覚えていて、
アルジェお気に入りの本が全部手前に来てました。賢いのでよいことにしますかね。
ご褒美のアイスクリームにも大喜び。「ほんもののアイスみたいだね!」と謎の感想を述べてました。
アルジェ的には何か、アイスクリームのイデアのようなものがあるんですかね?(笑)
夜には約1週間滞在していたアヤナさんのお別れ会。
短い滞在でしたが、こどもたちとたっぷり遊んでくれて、充実の日々でした。アヤナさん、また会いましょう!
まだ戒厳令中ではありますが、ミンダナオ島東部、特にダバオからHOJにかけての地域は、
以前とまったく変わらない平和な状態です。危ない噂もまったく聞きません。
2月から3月にかけては遊びに来るのにちょうどいい時期です。みなさんぜひ遊びに来てくださいね!
ビジターのアヤナさんのリクエストに応えてサンゴ礁、ティナイタイに行きました。
さざ波ひとつない海はまるで鏡のようです!
2年前に潜ったときのことが忘れられなかったようで、
その後、世界のどこの海に潜ってもここと比べてしまい、そのたびにまた来たいと思っていたそうで。
最高のコンディションのときに来てもらえて本当に良かったです。
水中動画もぜひご覧ください。明るさと透明度が素晴らしく、まるで水がないみたいですよ。
HOJに戻ると、ジャンジャンがちょうど井戸水で水浴びしていますなんとも楽しそうなこと。
そして夕方になるとスコールが降り始めました。夕焼けで世界が赤く染まる中の大粒の雨。
不思議な色と音に猫も興味津々です。
鏡のような水、玉のような水、滝のような水。青い水、透明な水、赤い水。
水の惑星、地球に乾杯!
HOJで飼っているニワトリの卵が孵って、ヒヨコが6羽ほど生まれました。
こどもたちが「かわいい!」って言ってるのと同時に
「いつ食べれるかな?」と言ってるあたりがHOJらしいです。(笑)
ヒヨコを育てる上での難関がコイツ。もうHOJに来て4年半になる猫、パンコです。
ちゃんとエサはやってるんですけどねえ。やっぱり狩猟本能は抑えられないようで。
そのやる気はぜひネズミに向けて欲しいものです。
敷地内に作っている畑も順調です。最近は基本的に晴れていてときどき雨、という感じなので
作物にはまさにちょうどいいようです。アルジェがいつも水やりしているオクラもついに実りました!
実はここ、昔アルジェと一緒にハチのお墓を作った場所なんですよ。
傷口に薬を塗ってもらうのがアルジェのマイブームだったときに、ハチの死骸を持ってきて、
「くすりぬって!」って言ってきたので、一緒に埋めてやったんですね。
覚えてるかな?と思って聞いてみたらちゃんと覚えていて、
「あのハチの命がオクラになったんだよ」と言ったら「だからとがってるんだね!」との返事。
なるほど、そうきたか。
自然のつながり、いのちのつながりのようなものをアルジェなりに感じてくれてうれしいです。
まあ、私がそんな誘導をしなくても、フィリピンの田舎での生活はまさに食物連鎖。
こどもたちが獲った魚を自分たちで焼いて食べて、取った内臓は畑に埋めて肥料にして、
骨はニワトリに食べさせればカルシウムが取れるのでよく卵を産むようになります。
育てたニワトリは自分たちでしめて、感謝と共にいただきます。
自然への敬意と感謝を忘れず、食物連鎖の輪の中で、健康に暮らしていきたいと思います。