ホテル&レストランの専門学校を卒業してからずっと就職活動していたアナマリス。
本当ならホテルで働いて修行を積みたいところですが、
戒厳令の影響でミンダナオ島の観光業界は冷え込んでおり、新規スタッフ採用は狭き門です。
そこで、まずは飲食店で社会経験を積もう、ということで、隣町のファストフード店ジョリビーで働くことになりました!
ファストフード店というと、アルバイトじゃん、という感じに思えますが、専門学校で取った資格があるので、
ちょっと経験を積めば、調理場で出世することも可能だそうです。がんばってほしいですね!
さて、今日は朝から敷地内の掃除&畑仕事。雑草を取らないと作物は大きく育ちませんからね。
そして掃除が終わった後は自由時間!先週のキャンプファイヤーがすごく楽しかったので、
今週もウラワビーチには午後から行こう!ということになったんです。
さっそく新しいオモチャや本に飛びつくこどもたち。
ジャンジャンは、海の生き物のパズルと、魚の図鑑を照合してます。
シュモクザメやエビやタツノオトシゴは見つかりましたが、ペンギンはなかなか見つからない様子…。
ジャンジャン、ペンギンは鳥の図鑑じゃないと見つからないぞ。(笑)
そして大人気のワミー。レゴのようなオモチャですが、曲げたり捻ったりできるのがポイントです。
さすがジェレミーは、いち早く特性を理解して、結構複雑なものも作れるようになりました。
ロスジェーンが首長族みたいですごくかわいいですね!
保育士さんになる専門学校に通っているユウカさんはさすがのこども好きで、ずっと遊んでくれています。
すごく明るい性格で、いつも笑って、がんばってビサイヤ語を覚えようとしているので、
こどもたちだけでなくスタッフたち、近所の人たちにまで大人気です。
海外で必要なのは英語より特技より、愛嬌と笑顔です!(笑)
午後から行ったウラワビーチの話は明日のブログで書きますね。
かなり面白いことがいっぱい起きたので、お楽しみに!
カテリンとリッキーのお父さんが見つかりました!
HOJを卒業し、隣町マティで働いていたカテリンが、
Facebookで同じ苗字の人に片っ端から連絡することで親族を発見し、
そこから消息をたどっていって実のお兄さんがダバオにいることが発覚、
ダバオまでお兄さんに会いに行き、マラゴサンという町にお父さんがいることをつきとめました。
マラゴサンは1月にカテリンの出生証明書を取りに行って双子のエリックとエッゼルに会いに行った町ですね。
Facebook、恐るべしです!
すぐにでもお父さんと一緒に暮らしたいカテリンとリッキーですが、
経済的な事情や、学校の事情を考えれば、リッキーは少なくともあと2年はHOJに残って
小学校を卒業したほうがいいのも事実です。
どうするかをずいぶん話し合った結果、やっぱりお父さんと暮らしたい!という
リッキー自身の思いを尊重することにしました。
2011年にやってきて、6年間HOJで育ったリッキー。
初めて誕生日を祝ったときのこと、初めてダバオに連れて行ったら車酔いがひどかったこと、
お小遣いをもらったとき、全部その場でお菓子を買ってみんなに配ったこと、
いつも小さい子を気にかけていたこと…いろんなことを思い出します。リッキー、本当にありがとう!
小学校を途中でやめて、一緒に暮らしたことのないお父さんと、
あまり仕事のない田舎の町で暮らすのは、リッキーが想像しているほど楽しい日々にはならないかもしれません。
でも今は、ずっと会いたかった本当のお父さんとの楽しい時間が、少しでも長く続くように祈りたいと思います。
みなさんも、リッキーのためにお祈りくださいね!
4年前にたくさんの絵本をプレゼントしてくれた方から、またたくさんの絵本が届きました。
コミカルだけど深い五味太郎さんの作品や、闇や自然への畏敬の念を刷り込んで来る滝平次郎さんの切り絵の本など、
私にとっても懐かしい、珠玉の作品がたくさんです。本当にありがとうございます!
まだ日本語訳はつけていませんが、さっそく絵を見て物語を自分たちで作っていくこどもたち。
絵そのものが魅力的だと、話がどんどん膨らみます!
やっぱり滝平さん作品のインパクトはものすごいですね。
こどもたちが「猫をいじめるのはやめよう…」と思ってるのが表情から伝わってきます。(笑)
ちょっと時間はかかるかもしれませんが、スタッフたちと協力して、少しずつビサイヤ語訳をつけていきたいと思います。
HOJに遊びに来る方は、ぜひこどもたちに絵本を読んであげてくださいね!
さて、ワミーは身に着けると面白い、と昨日のブログに書きましたが、
あれ?じゃあレゴもいけるんじゃないか?と思って、アルジェの腕にパワードスーツ的なのを作ってやったら大喜び!
なんで今まで思いつかなかったんでしょうね。
ワミーで兜、レゴで手甲をつけ、ドレミパイプを装備して冒険の準備は万端!
レゴの鎧、もっと時間をかけて工夫すればすごいのができそうな予感です。
今度の週末に、このアイディアをレゴ名人のジェレミーと一緒に膨らませたいと思います!