2年半前にHOJに来てくれたマアヤさんからの紹介で、
仙台の大学生、サヤさんが遊びに来てくれました。
私のメガネで遊び慣れているからか、いつもとは違うタイプのメガネにアルジェが興味津々です。(笑)

このメガネだと、バドンもものすごく賢そうに見えますね!

もう1人、ダンサーのコウスケくんの友達という、ノブさんも来てくれています。
こうやって人伝いにHOJのことを知って来てくれるのは本当に嬉しいです。
来て早々、マンゴーの収穫を手伝ってくれました。ありがとうございます!

前回、「このへんはまだ小さいから来月までとっておこう」と残しておいたマンゴーが、
いい具合に大きくなっていたので今日収穫したんですよ。
アルジェの顔ほどもある大きなのがゴロゴロ獲れたんですよ!

しかも今回は、木になったまま黄色く熟した「天然完熟マンゴー」をいくつか収穫できました。
マンゴーは熟してくると鳥や虫やこどもたち(笑)に食われてしまうので、
自然のままで黄色く熟した状態のを収穫するのは結構奇跡的なんです。どうですこのおいしそうさ!

手伝ったバドンも完熟マンゴーを食べて「おいしい!」と大満足でした。
この味を覚えて、青いうちに取らないほうが得だ、と覚えてほしいものです。(笑)

明日はフィリピンの革命記念日ということで、突如学校が休みになりました。
なのでみんなでシャロームハウスに遊びに行きたいと思います。晴れますように!
2年ほど前から、フィリピンの教育制度が大きく変わってきています。
大きな変化は以下の点です。
1.小学校6年、ハイスクール4年の計10年の公教育を、小学校6年、ハイスクール6年の計12年にする
2.母語(現地語)の授業を取り入れる。授業も母語で行う。
3.成績による落第を徐々になくしていく。(出席日数の落第は継続)

フィリピンの教育がついに母語を大事にしてくれるようになったのは、本当に嬉しいことです。
フィリピンはこれまで「英語教育でグローバルな人材を育てる!」みたいな方向に力を入れており、
それによって確かに「英語のできる人材」はそれなりに育ちましたが、
「自分の言葉でものを深く考えられる人材」が育ちませんでした。
フィリピンの経済が伸び悩み、結局出稼ぎ労働者に頼る国になってしまった原因のひとつは、これだと思います。
今現在、学校の先生になっているような人はみんな「英語が何より大事!」という教育制度の中で育った人ですから、
「母語を大事にする」という教育制度には、抵抗のある人も多いはずです。
実際、この教育制度が施行されてから、最初の1年くらいは、誰も母語のことなんか気にしていませんでした。
それが、3年目になった今年、はっきりと母語を大事にする授業が行われるようになってきています。
そして、それによって、「なんでも知っている先生がなんにも知らないこどもたちに教える」という昔ながらの教育スタイルが、
「先生が導き手となって、こどもたちの知っていることを膨らませていく」という教育スタイルへと変化してきています。
そのことは先生とこどもの関係性も、いい方向に変えてきていると思います。

この教育の成果が出るのは10年、いや、20年後かもしれませんが、
その時こそフィリピンという国が大きく変わるときだと思います。それをここで見届けられたら、本当に嬉しいです。
さて、この学校、アイダさんの義理の妹さんが校長先生をしているんですが、本当にいい学校です。
授業の雰囲気、学校全体の雰囲気がすごくいいんです。どういいかは動画をご覧ください!
自分たちで栄養失調気味の子たちのための給食制度を始めたりもしています。
342人の児童のうち、48人が毎日ここで昼ご飯を食べているそうです。
保護者有志たちが持ち回りで料理をし、2年前から始めたこの給食制度、これまで無事に続けているそうです。

次に力を入れようと思っているのが「ICT教育」だそうです。
何らかの形で協力できたらな、と思います!
HOJのある町、サンイシドロには、ユネスコの世界自然遺産に登録された山があります。
「ハミギタン」という山で、植生がかなり独特らしく、ヨーロッパの学者たちの研究と、
市長さん(アイダさんのお姉さんです)の尽力で、フィリピンで6つめの世界遺産に登録されたんです。
「植生が変わっている」「盆栽みたいな木が並んでいる」「固有種の食虫植物がある」
などが売りらしいんですが、いまいちパッとしないというか、正直私はあんまり興味をひかれていませんでした。
さらに、世界自然遺産に登録されて観光地化するために「山を切り開いて道を作ってミュージアムを建てた」
なんて話を聞くと、本末転倒というか、それじゃむしろ自然破壊だろう、とか思ってました。
ですが、今回の摂南の学生たちを連れて市長さんを表敬訪問した際に、
「せっかく来たんだから絶対に見て行きなさい」と強く勧められ、一度くらいは行っておくか、という気持ちで行ってきました。
こちらが件のミュージアムへ向かう道。HOJから車で約30分なんですが、
見事に山を切り開いたセメントの道ができています。うーん。

そして山の中には立派なミュージアム。森の緑の中に、白いセメント作りの、現代建築風の建物です。うーん…。

ですが、入ってみると中の雰囲気はなかなか。
森の中を疑似体験できるような趣向があちこちに施されており、展示のセンスもいい感じです。

一緒に連れて行ったバドン、エミリー、アルジェも興味津々!
社会科見学の場所としては悪くないですね。

そして、大きく私の考えを変えたのが、ガイドさんのこの説明でした。
「この山では、鉄鉱石、銅、そして金が発掘されることが分かりました。
それを知った海外のたくさんの商社が、この町に採掘権を買いにやってきました。
これを産業にすればこの町は大金持ちになれますよ、と。
しかし、市長はその申し出をすべて断りました。
鉱山が取り返しのつかない自然破壊をしてしまうと知っていたからです。
そして、今後、誰が市長になってもここが鉱山にされてしまわないように、
ユネスコに連絡を取って、ここを自然保護区、世界遺産に登録することにしたのです。」
道を作り、ミュージアムを作ることは、世界遺産に登録するための条件でした。
つまりこれは、結構真剣な「ダメージコントロール」だったわけです。すばらしい!
10分くらいのお散歩コースから、7時間かけて頂上まで行くルートまで、
時間とやる気と体力に合わせて、実際の自然にも入ることができるそうです。

いままであまり興味ありませんでしたが、俄然興味が湧いてきました。
4月あたりに一度登ってみようかと思います。一緒に登りたい方、ぜひご連絡ください!